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祖霊崇拝の考え方とその衰退

亡くなった大切な方を弔うという気持ちは国や宗教を超えて共通のものです。
その儀式や悲しみ方はそれぞれですが、悲しいものは悲しいというのは一緒です。

ですが、祖霊信仰もしくは先祖崇拝と呼ばれる考え方は日本を含めた東アジア地区にあるちょっと特殊な考え方のようです。
日本のお墓は家単位ですが、これが祖霊崇拝の考えを具現化したものです。

亡くなったご先祖様が生きている私たちを助けてくれる、そんな考えがあり、家ごとのお墓でまとめて供養するというのが基本となっています。

でも今は大分かわってきましたね。
都市部への移動が増え、核家族化が進みました。
そのため、お墓の問題が起きてきました。
墓を守る子孫がいない。
核家族化の影響で両親と奥さんとの関係が今までより疎遠になっていく。
そして、その家の墓に入りたくないという意見が出るのももっともな話。

でも日本の墓はとても高い。。。
どうしたらよいかわからないまま、骨壺を家に置いている人も多くなってきており、400〜450万もの骨壺が自宅におかれているといわれています。

私は供養、崇拝というのは亡くなった方の問題ではなく、生きている遺族の気持ちの問題だと思っています。
見知らぬ先祖にまでは思いが至らない、というのはとてもよくわかりますし、それを否定することもできません。
良くも悪くも、皆さんの生活環境は変わってきていて、今後は海外移住が増え、さらに将来には私たち人類は宇宙に飛び立っているのかもしれません。
それなのに墓参りに定期的に戻らなければいけないというのは物理的に無理という事も出てきます。

ですのでいったん祖先の話はおいておきます。
が、共に生きてきた大切な人に関してはそう簡単に気持ちを捨てられるものではありません。
旦那さん、奥さん、お子さん。お父さん、お母さん。

ここまではあまりにも短すぎてあっさり忘れてそれで終わりということはなかなかできないのではありませんか?

でもこの不景気でお金がない。
自宅におかれた骨壺を見ながら申し訳ない思いをしながら生きていくというのは楽しいことではありませんよね。

私もまだ死んだことがありませんので死後に供養されていないことがどんな影響になるのかというのはわかりません。
そのため、生きている側から考えれば一番大切なのは生きている遺族の気持ちの問題。

自分が動けないなら供養を任せたという安心感。
できることはやったよ、という気持ち。

それをできるだけ多くの方に届けていくために最低金額の10,000円で永代供養を展開し始めました。

永代供養.net

自分ができること、やりたい形で供養をしてすっきりしていただければいいのですが、その選択肢の1つとしてご検討いただければと思います。




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