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アトピー性皮膚炎のあたらしい治療戦略のまとめ

アトピー性皮膚炎の治療が今アツい!!

頭とか手がめっちゃ痒い。皮膚科医なのに、慢性湿疹に悩んでます。

でも治らない理由は簡単。

塗るのがめんどくさいから。

患者さんにも「ね。塗るのめんどいよね。」なんて言ってます。

なんならしっかり塗れてる患者さんには

え!しっかり塗れてるの?えらいねぇ!」なんて本心で言ってます。

そんな塗るのが嫌いなアトピー性皮膚炎の患者さん(もしくは僕)に朗報です。アトピーが治る時代がそろそろ来ますよー!

実際に、「尋常性乾癬」が生物学的製剤(抗体製剤の注射薬)でほとんど治ってきてます。数年前から参入してきた生物学的製剤の波が、今度はアトピー性皮膚炎に参入しており、アトピーの色んな治療薬がこれから続々と出てきます。

すごく期待できそうです。

(しかし、手湿疹ごときで注射薬は医療費の無駄遣いなので、結局僕の場合は塗り薬で頑張るしかないです。)

しかし、なぜ最近になって治療法が進んできたのか。
それは病態の研究が進んだからですね。
今回それをまとめてみました。

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