叩きつけられた金と現実

 僕は松本山雅が嫌い。

「disgusting」という言葉が英語では最も強い意味での「嫌い」らしいが、僕が松本山雅に抱く憎悪感はそれ以上だ。

そんな奴らに自分が応援しているチームのエースが移籍した。

 人間とは不思議な生き物で、予想を遥かに超える衝撃を受けるとどうやら笑ってしまうらしい。

この報道を見た僕がそうだった。

もはや昇格争いをしている事実など関係ない。

一ヶ月の間J2の首位をキープしていた今の状況でさえ、J1クラブにとっては「搾取の対象」でしかないのだ。

これがまだ鹿島や浦和、川崎やガンバなど国内有数のビッグクラブならばまだ諦めもついただろう。

よりによって何故松本なのか…。

別に今回の松本がやったことはクラブとして当然の判断であると思うし、山形とのクラブ間合意があったからこその移籍であることに間違いない。

わかっていても嫌いである感情は変わらない。

因縁関係もあるがその前に両者におけるクラブ間の力の差を痛感した。

「山形が昇格する可能性よりも、松本山雅がJ1残留する可能性が高い」

そう思われていたとしてもおかしくない。

このタイミングでの移籍というのはそういうことだ。

悲しみよりも屈辱の方が大きい。

山形の年間予算は15億円ほど、対する松本山雅は20億近くにもなるとか。

2011年にJ2降格した山形と同時に松本はJFLからJ2に昇格した。

2012年以降、山形は7年連続で松本の後塵を拝している。

だから僕らが何と言おうが負け惜しみにしかならない。

今のモンテディオ山形とはその立ち位置なのだ。

恐らく今回の移籍で移籍金が発生するだろう。

4-5000万円程度のオファーでもない限り山形が主力を出すとも思えないので最低でもその額、あるいはそれ以上払われているかもしれない。

ただ僕らが叩きつけられたのは札束以上にクラブの現実だ。

これを受け止めない限り前には進めない。







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あべんとす

サッカー関連の記事を書いてます。好きなチームはモンテディオ山形とJuventus。

モンテディオ山形

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