某大手サイトの実際の人材募集欄を例に、ブラック企業がよく利用する固定残業代のからくりを暴露します!

近年、ブラック企業という言葉が流行し、ありえないような職場環境の実態が明るみに出ています。

サービス残業なんていうのは昔からあったわけで、年配の方で「サービス残業なんて昔は当たり前で、今の若者は根性がない・・・」などとおっしゃる人がいますが、昔と今では状況が全然違うんですよね。。。

昔は「今、頑張れば将来報われる、だから頑張れ」というものでしたが、今は「今、頑張らなければ、すぐにクビにするぞ」です。。。

報われないのがわかっているのに、誰が好き好んでサービスをするか・・・ということですが、わからないんでしょうね。

ただ、経営者や管理職が「熱い夢」を語り、「君は優秀だからすぐ管理職になって欲しい」、「みんなを率いて欲しい」などと甘言を弄すことで、「洗脳」し、「人生はお金じゃない」などと言って酷使し、最後は「使い捨て」するわけです。

ブラック企業対策プロジェクトという有名サイトがありますが、この中にブラック企業診断書というものがあり、以下の5つの項目に該当したら要注意です。

また、ブラック企業対策プロジェクトの調査結果によると、「求人の約9割は違法性の疑いがある」という報告もされています。

そして、先程の5つの項目の中に「残業代が固定されている」、いわゆる固定残業代というものがありますが、これは私からすると、何らメリットが理解できない悪質な制度です。

やっかいなことに、社労士のような士業が残業対策の一環として企業に売り込んでいるため、実は違法を助長する悪質性を理解していない企業が多いんですよね。。。

今回は、この固定残業代のからくりを暴露し、さらに、実際に使用されている人材募集欄を使って、ブラック企業の見分け方を解説します。

ブラック企業で働いてみたい人や、仮にブラック企業に騙されても自らの力で解決できるような人には役に立たないと思いますので、そんな方は続きを見る必要はありませんので念のため。

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