紀元前後のヨーロッパから中東にかけての政治、文化に対して、猛烈に興味を湧き立たせてくれる展覧会だった。
一般的にはギリシャとかローマという場所に視点が行きがちだけど、当時の文化が周辺地域に広がっていく様を勉強したらこんなに面白いことはないだろう、と思った。

「デルフォイの神託」の一部が石碑（※）に刻まれていて、良いこと言うな、と感嘆した次第。

「幼きものは行儀よき者となり
　青年とならば 自制知る者となり
　壮年とならば 正義知る者となり
　老年とならば 良き助言者となれ
　されば汝、悔なき死をえん」

※ギリシャ語刻銘付石碑台座　前３世紀初め　石灰岩

・・・いつもに比して女性のお客さんが明らかに多かった！
なぜだろう？
装飾品の展示が多かったからかな！？