ラファエル前派の軌跡展 2019年5月31日

#ラファエル前派の軌跡展 #三菱一号館美術館
#2019年5月31日

ぶらぶら美術・博物館を見て、ちょっとは面白そうかな、と思って行きました。しかし、展覧会PRで前面に出ているロセッティの画を見ると、私の好じゃないな、とは思っていました・・・

果たして、私にとってはイマイチでした。
想像していたよりお客さんの数が多くて、それも女性が多くてちょっと驚き。もともと美術館に来るのは女性が多いのかもしれませんが。
例えが適切じゃないかもしれませんが、(一部の画は)ミュシャの画みたいなんですよ。それ以外の画(ラファエル前派と言われる各画家)も上手いとは思えなかった。好き嫌いは兎も角、上手いと感じさせてくれれば新しい発見として面白かったんですが。
当時、(美術に対する)色々な考え方があって、アカデミーに反発した立場で画を描くのはもちろん勝手なんですが・・・。ジョンラスキンが”自分を認めて欲しい”という目的で周囲の画家を煽った感が否めない。
「自然に忠実たれ」という考え方はそれはそれであるでしょうけど、私個人的には、う~ん!? 現代に置き換えて極端に言うと、写真撮ればいいじゃん、になりかねない。絵画の良いところは余計なものを描かなくて済む、というところだと思います。でも写真では余計なものが沢山写っちゃう。そこに決定的な違いがあると思います。”余計なものを描かない”という作為こそが絵画の生命だと思います。

・・・(素人の私が)理屈捏ねるつもりはありません。今回は新しい発見、面白い発見は無かった、という結果でした。