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サウジアラビア王国の至宝 2018年2月9日

(博物館の)パスポートもそろそろ切れるので行って来ました。

表慶館で開催される特別展は、いつもは特別料金なのに、今回は常設展観覧のチケットでOK。
来場者数を見込めないからそうしたのか、
強力なスポンサーがいるのか?

西洋のものを観るとき、大概はキリスト教の陰が暗に陽に見えるんだけど、今回は宗教色をほとんど感じることはありませんでした。
もちろん、イスラム教に関するものはありますが、押しつけがましさは全く感じませんでした。
それよりも中東世界の独特の雰囲気があって私にとっては珍しかったです。

表慶館入ったところに展示されていた「人形石柱」3体は非常に洗練されたデザインでした(添付)。当時の人はそんなこと考えずに本来の目的のために制作したんでしょうけど。

「預言者モスク、シリア扉のカーテン」はとても美しく、思わず立ち止まってしまいました。地の色(緑青)と金糸の織り?とがお互いを引き立て合って、見事な造形だと思います。

当該国が交通の要衝にあり、古代から交易が盛んで、長年に渡って文明・文化を築いてきたことはよく分かりました。
メソポタミア文明とかエジプト文明とか、学校で習う「一括りのミニ知識」の浅ましさを感じざるを得ません。

・・・砂漠の中で生きる人は何を考えてきたのでしょうか?

水と緑との中で生きる日本人とは感じてきたものが全く違うのか、同じものがあるのか?