マツキヨ 純流動資産 PBR

繁忙期なので書かないんじゃなかったのか?
と、しつつ
書いてますw w

さて今日は地元企業を見てみます。

それが千葉県松戸市に在するマツモトキヨシです。
以前ココカラファインも組み入れたようですが、本社は松戸のままのようです。

では行ってみます


今日はいつもとちょっと違った見方をしていきます。

最近、色々証券分析の本を研究しているのですが、
あの投資家バフェット先生のさらに師匠であるグレアム先生という方の本に書いてあった、純流動資産というのを見ていきます。

銀行員の時の財務分析で、流動比率や固定長期適合率を見てましたが、
経営安全性を分析するという意味で大体考え方の根っこは同じです。

純流動資産は、流動資産から全負債を差し引きします。

全負債ってことは、流動負債も固定負債も引いてしまいます。

流動資産としては、固定の分まで差し引かれたまったもんじゃありません😅

証券分析とは厳しいものです😭

銀行の融資審査の方がよっぽど優しいです😭


で、純流動資産を計算すると

流動資産が3,326億円
対して負債総額が1,540億円

なので、1,786億円となります。

これで会社が倒産して、
資産と負債の整理をしても、

ちゃんと株主に帰還できる資力があると判定します❗️

控除される側を資産全体ではなく、流動資産に限定することで、より厳しい財務審査を行うことができていますね😊


次の話にいきます。

それが自己株式の取得。

今、毎日のように日経新聞にPBRという言葉が出てきています。

PBRとは、株価純資産倍率。

Price Book Value Ratio
で、

株価÷一株あたりの純資産価額 で計算します。

例えば株価が1,200円の会社があって、
純資産価額は1,000円だとすると、

株価純資産倍率は×1.2となります。

逆に株価が800円だと、×0.8となりますよね。

日本の企業は、相対的に海外投資家の注目度が低いことから株価が低く、
×1.0を下回る企業が多いとされています。

有名な企業たちも結構下回っています。

で、今、
PBRを上げろ!
っていう号令がかかっています。

そんなん簡単に上げられるのか??

上げるには、株価を上げるか、純資産額を下げるかですよね🤔

そこで☝️

一つの王道的な手段として、自己株式の取得があります。

自分の株を市場から買い取る。

そうするとキャッシュは減るけど、純資産が下がります。

かつ、自己株式取得するのに予算をつけて
より高値で買い取るわけなので、
株価が上がります。

PBRは上向くとされていて、結構やりやすい政策となっています。

で、この会社もやってます↓


自己株式が40億くらい増えています。

ところで自己株式って

Δがつくのはなぜか??

仕訳を見てみましょう。

自分の株を買うということは現預金はマイナスします。

つまり、

自己株式/当座預金 40億円

みたいな仕訳を切ります。

自己株式が左側にきているので、純資産にとってはマイナス項目ですよね。

そんな感じです。

概念的にも、株を買ったら普通は資産の部と見做しますよね。

でも、自分とこの株なので純資産を減らしちゃったりしてます。

そんな感じで、各社とも自己株式を取得して、PBRを上げに行ってます❗️


最後に。

全然マツキヨの事業の話題がなかったので、
セグメントだけ見ときます。

マツキヨは頭打ちって感じですが、ココからが伸ばしていました↓



マツキヨに追いつけ追い越せって感じですね!
キヨシも頑張ってください。

我が地元千葉県松戸市の企業でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?