みずほフィナンシャルグループ 分析

銀行も今日で終了です!

昨日、クライアント様から嬉しいお言葉をいただきました。

このブログを読んでいると、今までの係数観念が変わったそうです。
「億とか兆といった数字が、不通に馴染んできた。」と!

これはビジネスをするのにすごくいい兆候です。
別に銀行員が1兆円の束を見る事は生涯ありません。

しかし、
数字で捉えています。

数字で捉えて
数字の変化をチェックして
何が起きているかを考える。

これが経営上重要なことなので!
是非皆様に継続してお読み頂ける様、努めて参ります。


さていきましょう!

今日は、銀行最終。
銀行コード0001のみずほ銀行を行きます!

昨日は、みずほの事例から自己資本比率、バーゼルⅢについて書きました。

みずほフィナルシャルグループ バーゼルⅢ|北村 悠 (note.com)

今日は、業績をチェックしてみましょう。


前年同期比+5百億円です。

三菱が+6千億円
三井が+2千億円

ですから、なんだか桁が違う感じですね。

ちなみに粗利益は、

三菱が3兆5千億
三井が2兆3千億
そして銀行コード0001のみずほが1兆7千億。

メガと言っても、
1兆2兆3兆と全然違うものですね。

そして三菱の飛躍も目立つところですね。

みずほはなんだかパッとしませんね。

国内・海外の中身を覗いてみましょう。


国内での貸出金です。
先日書いた通り、ここが銀行の売上みたいなものです。

21/下 というところが、22年3月期、
22/3Q というところが、22年12月となります。

この9ヵ月でみずほは貸出金が+9千億円となっています。

でも。

三菱は+9兆円
三井は+7兆円

やっぱりみずほは、なんだか不発ですね。


あ、そうか!
国内だからしょうがないよね。

海外いこう!!海外!


みずほは9カ月で+297億ドル

三菱は+約8兆円 ⇒ 597億ドル (5/11 1ドル=134円)
三井もドル表示で、180億ドル。

ここは三井よりみずほに軍配上がり。

いずれも米国での貸出金を増やしています。

でもみずほは、それだけ貸出金を海外で(しかも高金利の米国で)伸ばしたわりには、
業務粗利益に結びついていませんね。

そういえば、みずほだけ粗利益にETF関連の損益を入れてますね。
怪しい。。

こういうことするとややこしくなるから嫌です。

他の2行にはETFはないようです。

ETFってのは
上場投資信託といって、いろんな上場株を私が大好きな「ラムネいろいろ」みたいに混ぜ合わせたものです。


これあれば一週間いけますよね(笑)

ラムネいろいろには、
赤とか青とかいろんなラムネが入ってますが、
ETFにもいろんな上場株が入ってます。

ETFに投資するってのは、
ラムネいろいろに投資するって感じです。

でも、時によっては赤が多かったり、黄色が少なかったりするように
(本当にするのか?)

株も三菱が多かったり、コマツが少なかったりと
中身の変動はするようです。

で、今見ているみずほが2022/12月です。

確か日経平均が落ちていた気がします。


12月のところ、下がってます。

だからこれを含んじゃってて、本業がよくわからん感じになっているのですね。

もしかしたら策略的にごまかしてるんちゃうん。

と、疑いたくもなってきます。

もっと読み込めばそんなこともないのかもしれないし、
なおさらごまかしが明るみに出るのかもしれません。

でも、
いろんなやらかしを見てると、
ちょっと怪しいって思っちゃいますよね。

ATMで通帳食べられちゃったとか。
3行のポストで喧嘩してるとか。

もう20年以上やってますもんね。


ところで話は飛びますが、

【決算書をシンプルに!】

ってのを現場では伝えています。

まさにそれが、このみずほETF現象を起こさない様にするためです。

シンプルにしないと、ごちゃごちゃすると判断を誤ることがあります。

今も、みずほがなんかよくわかんなくなって、
下手すると経営判断を誤りかねないですよね。

旧第一勧銀か、興銀か、富士銀かのえらいおじさんが
他行より粗利益の上昇率が少ないっていう数字を見て、

「おまえら働け!!」

って現場に激を飛ばしたけど、

実際足を引っ張っているのはETFによる株価だった。

みたいな。。。

そんなんなったら現場の士気は下がってしまいます。

だから【シンプル化】を伝えているのです!

会計やってて思うけど、

シンプルな決算書は、早く・正確に・わかりやすく出来上がります。

作る方も楽ですよ。


さて、

銀行3大メガを見ていきました。

用語に関する話が多くなりましたが、銀行という特殊な財務諸表ゆえ、
やむなきものと思料します(←稟議用語(笑))

難しい論点も多いので、また四半期などで反復して学習していきましょう!


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