2015
全10話
キム・スルギ
ユン・ドゥジュン

短編ドラマですので、冗長なシーンなど皆無

話数が少ないのでいろんなことは起きない
でもドラマが伝えたいひとつのこと
が何なのか初めから終わりまでよくわかり
観終わってすごく満足するドラマでした

高校3年生で大事な受験を控えているのに数学が苦手
ゆえに自分に価値を見出せず、全てのことから逃げ出したいと強く願っていたチャン・ダンビ

大雨の中、ずぶ濡れになって逃げ
そんな自分に失望しぼんやりしていた

なんの気無しに水たまりに足を踏み入れると

ドボンッ

ハングル文字が発明された朝鮮時代にタイムスリップ

そこでは初歩的な数学の知識ですら珍重され
ダンビは王に数学を教える専門官として登用される

自分の知識が役に立ち、喜ばれることを実感し

水時計のために昼夜問わず一生懸命考えて
完成させた時の達成感をかみしめ

自分に自信を取り戻していくダンビ

何より、逃げてしまっては
これまで育てて支えてくれた母に
顔向けができない

これからの自分の人生と向き合うことを決意し現代に戻っていく

現代なら当たり前に学校で習うようなことが

実は大昔に
世界中の誰かが
懸命に考え出したもの

それを継承して今に至っているということに気付かされる

好きなシーン
朝鮮時代のラスト
王と海辺でさよならのキスをし
波打ち際でドボンッとタイムスリップするところ

ホントにゾッとするくらい
ドボンッ
なんだよね（笑）

現代に戻り、記憶を持っているような
王によく似た青年と出会うところも
ラブストーリーとして嬉しいサプライズでした😆