吉田敬悟|実行力を科学する

言語化力や思考力を鍛える方法を発信|特にビジネスシーンで重要な『クリティカル・シンキン…

吉田敬悟|実行力を科学する

言語化力や思考力を鍛える方法を発信|特にビジネスシーンで重要な『クリティカル・シンキング』を誰でも身に付けられることを実体験をもとに証明したい|キーエンス ▶︎ 独立失敗 ▶︎ ドローンベンチャー ▶︎ 資金調達起業 ▶︎ For A-careerで社内外問わず事業開発コンサル

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言語化のやり方(発散と収束)

今日、私たちのチームメンバーから頻繁に取り上げられるトピック「言語化」について、私のお気に入りの思考フレームワーク「発散と収束」を使って詳しく解説します。 ※「発散と収束」のフレームワークについては、多くの情報が公開されていますので、詳しく知りたい方は是非リサーチしてみてください。 1章:言語化とは?(言語化を言語化する)まずはじめに私の中で『言語化』を言語化すると、 対象事象における複数者からの解釈の違いを最小化し、個人における真意を過不足なく相手に伝えるために行う、

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    • フィードバックと人間関係の重要性

      1. フィードバックの必要性フィードバックは、自分の行動や意識の反省・改善を図るための重要な手段です。特に仕事や学びの場では、自分一人では気づけない視点やアドバイスが求められる場面が多々あります。しかし、フィードバックを受け取る際には、その質やその背後にある意図が大切であり、相手を選ぶことが極めて重要です。 2. フィードバックを提供する者の意図の違い人はそれぞれ異なるバックグラウンドや価値観を持っています。そのため、フィードバックの内容や意図も人それぞれであり、すべてのフ

      • 実行システムの構築が企業の命運を決める

        1. 実行システムとは1.1 定義と重要性 実行システムとは、企業が戦略やビジョンを現実の結果として具体化するためのプロセスや手順、体制を指します。 優れたアイデアや戦略も、実行の段階でうまく進められなければ意味をなさないため、実行システムの確立は企業の成果を大きく左右します。 1.2 成功の要因 企業の成功は、単に良いアイデアや戦略に依存するのではなく、それを実現する実行力に大きく依存します。 効果的な実行システムを持つ企業は、競合他社との差別化や市場でのリー

        • 成長の過程と外部からの肯定

          1. 人間の心理と外部からの評価1.1. 肯定の受け取り方 多くの人々は外部からの肯定を受け取ることで自尊心が高まり、安定感を感じます。これは人間の基本的な心理で、社会的な存在としての認知や地位を求めることは自然な反応です。 1.2. 肯定と成長の関係 外部からの肯定を受け続けることは、短期的には自己肯定感を高める効果がありますが、長期的には成長を妨げる要因となることが考えられます。というのも、常に肯定されている状態は、自己の現状に満足しやすくなり、新しい挑戦や学びを追

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        言語化のやり方(発散と収束)

          ビジネスにおける批判的思考の極致とその研鑽

          1. ビジネスエリートの「知性」の新定義ビジネスの最前線での「知性」は、単純な学歴や情報量を超え、瞬時の判断、戦略的な洞察、そして革新的な問題解決能力を要求される。これらのスキルは、今日の急速に変わるビジネスの舞台でのリーダーシップを握るための不可欠な要素である。 1-1. 学識と情報の真の価値 学識は価値あるものであるが、それだけでは十分ではない。真のリーダーは、情報を戦略的に活用し、それを実行可能なアクションに変換する能力を持っている。 1-2. 柔軟性を持つ戦

          ビジネスにおける批判的思考の極致とその研鑽

          戦略的タスク選択と優先度の重要性

          タスクの選択とその優先度を設定する能力は、ビジネスマンにとって非常に重要です。特に多くの業務やプロジェクトを抱えている場合、どのタスクから手をつけるか、どのタスクを先に完了させるかという選択は、時間の効率性だけでなく、ビジネスの成果やチームの生産性にも大きく影響します。そこで、タスクの選択や優先度を決定する際の指標として、3つの要素を組み合わせた8つのパターンを考えることができます。 1. タスクの組み合わせパターンとその特徴(優先度順)1.1 成果が上がる × 自分がやれ

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          セルフロジックチェックの方法

          論理の正当性を検証する際、一つの主張が真であるための条件や、その逆が真であるための条件を明示的に検証することが重要です。以下は、セルフロジックチェックの方法に関する詳細な解説です。 1. 基本的なロジックの構造前提(因)と結論(果) ある事実や状況(前提)が与えられたとき、それに基づいて得られる結論や予測を示すロジックの形式です。 2. 論理の成立の確認肯定形のロジック 「〜〜〜〜〜」であるため、「〜〜〜」である。 この形式は、ある前提が成立する場合、それ

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          尊敬とリーダーシップの関係性: 組織の信頼と尊敬の文化を築く

          1. 尊敬の伝播力尊敬は、一人の人間や一つの行動から始まるが、その影響は組織全体に及ぶ。良好な関係や信頼の基盤を築くためには、互いに尊敬し合うことが不可欠である。尊敬される行動や言葉は他者に良い影響を与え、その結果、組織全体が良い方向へと進んでいく。 2. 態度の伝播力一方で、尊敬とは逆の態度や行動、すなわち失礼な態度や不適切な行動も、同様に組織内で拡がりやすい。人は意識的・無意識的に他者の態度や行動を模倣する傾向があり、リーダーの態度が組織全体の雰囲気や文化を左右すること

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          『最初から効率化を進めるのはNG』の本質

          『最初から効率化を進めるのはNG』という考えに関して、量は質に転化するというのは非常に有名な考え方であり、これを更に深掘りすると、大量の経験や一次情報を通じて、MECE(相互排他的で網羅的)な抽象化や効率化が可能になるという考えにつながります。以下、この考え方を階層的に分解して詳しく解説します。 1. 量の蓄積が質を生む 量を積み重ねることで、初めて質的な変化やブレイクスルーが起こる。例えば、あるスキルの習得や研究において、単に数時間の努力では成果を得られないことが多い。

          『最初から効率化を進めるのはNG』の本質