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ハンガリー医学部予備コースについて


予備コースって何?

予備コースとは通称PreMedと言われていて、外国人達がハンガリーの医学部に入学する準備をする、いわば予備校のようなところです。


ハンガリーでは、附属で予備コースを持っている大学と持っていない大学があります。4大学のうち、セゲド大学とデブレツェン大学は付属の予備コースを持っています。しかし附属とはいえ、試験をパスしなければ本コースには入学できません。

そして、大学の附属ではない予備コースも存在します。McDaniel Collegeという学校の予備コースです。おそらく、予備コース生の過半数はこのCollegeに進学します。

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履修科目

どの予備コースも使う教材や順序が多少違えど、同じようなことを勉強するので、ここではMcDaniel のカリキュラムに準じてお話ししようと思います。


1. General English (一般英語) 
英語の文法、読解の授業

2. Medical English(医学英語)
医学の専門用語などを学ぶ

3. Chemistry(化学)◎
基本的に高校化学レベル。
日本ではやらない電子軌道はマスト。
無機化学はしない。

4. Biology(生物)◎
高校生物レベル+α
高分子化合物から始まり、人体に関する物は一通りやる。
植物はしない。

5. Physic(物理)
受験科目になっているのはデブレツェン大学だけだが、医学部1年で留年しやすいBiophysisc で使う知識学ぶ。
高校物理レベル。

6. Hungarian(ハンガリー語)
ハンガリー語の基本文法を学ぶ。

7. Communication(英会話)
担当の先生によって進め方は様々だが、入試に向けた対策などをする
例)エッセイの書き方、過去面接で聞かれた質問についてディスカション、CV(履歴書)や志望動機書の書き方など...



時間割

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ロングタームの時間割はこんな感じです。

前期は月曜日から木曜日は基本的に固定で、金曜日は毎週時間割が違います。


そして2月後半からは金曜の授業はなくなります。
この時期に大学見学ツアーが組まれます。主催はマクダニ(予備コース)ですが自由時間にHMUの現地のコーディネーターさんがスタディールームも案内してくれます。



短期集中コース(通称:IC/インテンシィブ)はロングターム(9月組)のこの時間割とは違い、土曜日も授業があり、これらの授業に加えて倫理の授業もあります。



試験

予備コースでの試験は、大きく分けて

①各教科毎週のWeekly Test

②4回のBIG TEST

11月・3月にMid-term 
1月・4月にSemester Closing

があります。

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(画像:カレッジHPより)


一部の教科を省いて(Communication)は試験は基本的に筆記試験のみです。


※ただし1月の学期末試験は、試験と口頭試問(生物、化学のみ)の2種類の試験があります。



※また4月の学期末試験は受験直前ということで、入試と同じ時間、問題数、形式で筆記試験が行われます。



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