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デザインにはルールがあり、「型」が存在する

よく誤解されがちですが、デザインはセンスでできるものではありません。デザインをする上では基礎となるルールを知った上で制作する必要があります。

「デザイナーに必要なセンスは、たったの1%」

デザインされたものにデザイナーのセンスがどのくらい含まれているかという話なのですが、デザインとは先人たちが切り開いてきたルールが既に存在しているのです。

歌舞伎の中村勘三郎さんの有名なお言葉がこれ。
「型破りとは型のある人がやるから型破り。 型のない人がやったら、それは形無し。」

世の中で斬新だなと思うヒットしている商品は、今までのデザインルール、すなわち「型」を理解しているからこそ作れるものなのだと思います。なので基礎をしっかり学んでいくことで99%はできてしまうのですね。


「デザインの意図を言葉にして伝えられますか?」

ルールなく感覚で作るデザインには限界があります。一番困るのは誰かにデザインの意図を伝える時。感覚だとどう言葉にして説明していいかわからず、相手を納得させることができません。

「なんか違和感があるから、こうしたんだよね…」

そんな事言われても困ってしまいますよね。きちんと基礎を学んだデザイナーなら、なぜ「違和感」を感じるか言葉で説明することができます。それができて初めてプロのデザイナーといえるのではないのでしょうか。


「デザインは、写真の配置1つでさえルールがある」

写真を斜めに振って配置するとき、実は決まりがあります。紙面の真中へ目線がいくように外側へ角度を落します。逆の場合だと紙面の外へ目線が流れてしまい、読みにくくなってしまうからです。

このように、写真の配置1つでさえルールがあるのです。

ただしイレギュラーの場合も。しかしそれは何か意図があったため行ったこと、そしてルールを知った上で型破りを行った行為だということを忘れないでください。

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