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今更人には聞けないXI[sai] #03 〜サイコロ自由自在:下巻〜

 どうもあびっさんです。たいへんお待たせしております。
 本記事も例に漏れず、前もって前回・前々回の記事をご覧いただいたり、サイコロをお手元に用意してお読みいただいたりすると、より理解が深まることと存じます。

 ということで本記事では「出したい目を出したい場所に『最短距離で』出す方法」についてご紹介していきます。といっても実のところ一番難しいところですし、なんなら日頃からサイコロを転がしている我々でも毎回最短手数を実践できているかというとそうでもないです。共に学びを得ましょう。


よく使うパターン

クランク(S字移動)

 「知ってはいるけど日常生活で使う場面がそう多くない単語第34位」くらいに入選していそうな言葉ですね。普通自動車運転免許の取得に際しては苦労したような気もします。

 前回までで「セブン」「スライド」の2つをご紹介しました。同じ向きに2マス転がすとウラの目が出るのが「セブン」、コの字に動かすと元の目と同じ目が出せるのが「スライド」です。
 今回ご紹介するのは上記2つの複合技です。ちょうどクランクの形を描く動きで、「スライド」では最後に同列(同行)へ戻ってきたところを、そのまま進みます。

参考図

 このように動かすことで、将棋でいう所の桂馬(チェスでいう所のナイト)の位置にも、セブンのように元の目のウラの目を出すことができます。余談ですが今回の「クランク」は、「セブン」「スライド」と異なり、公式の用語ではありません。ぼくが個人的にそう呼んでいるだけです。


4マス転がしてできること

 いま2の目のダイスに乗っていて、4歩右のマスに2の目を出したいとしましょう。結論から言えばまっすぐ右に4歩転がせばそのまま2の目が出ます。それもそのはず、ダイスのウラのウラはオモテですから、2マス転がしてウラの目を出したら、もう一度2マス転がせばまたオモテの目が出せるわけです。
 応用として、ある向きに2マス転がすとウラの目が出ますから、そこから別の向きに2マス転がしても、元の目と同じ目が出ます。


ダイスを自在に操るコツ

逆算

 XIに限らずパズルゲーム全般に言えること(ひいてはパズルゲーム以外の何にでも言えること)ですが、『ゴールから逆算する』というのがとても重要です。
 「6を消す」という「大目標」があり、その達成のために「特定の場所に6の目を揃える」という「中目標」を設定し、最終的に「今乗っているダイスをどう転がすか考える」というスタート地点まで遡って考えていくわけですね。あまりにも何にでも言えすぎるので改めて書くのもなんだかなあと思うのですが、存外に「ゲームって人生に通ずるところあるな」と感じたりしなかったりすることは少なくないですね。

1の目を探せ

 人生の話をしてもしょうがないので、ぼく個人の思う「XIにおける逆算のコツ」をお伝えしたいと思います。
 ある場所に何らかの目を出したい時、意識すべきなのは「出したい目」と「出したい目のウラの目」です。ある場所に6の目を出したいとして、そのゴールの一手前はだいたい「1の目の面が向くほうに転がして6の目を出す」です。6の目が見えなくても、1の目の場所が分かれば6の目の場所も分かります。6の目に限らずどの目でも、「出したい目とそのウラの目」の位置を意識し、把握することが重要です。

 また、1マスごと・1歩ごとに考えるよりも、セブンやスライドを動きの一単位として考えるのがおすすめです。セブンを活用して効率よくダイスを転がすためにも、やはり「出したい目のウラの目」を意識する必要があるわけです。


まとめ

 「スライド」の目的は「出したい目を側面に逃がす」ことです。慣れてくると、「出したい目がはじめから側面にある」状態のダイスの動かし方が見えてきます。
 なんにしても、練習あるのみという部分が多くて執筆に難儀しております。

 次回以降、二手も三手も先を読んだ動きができるように、意識すべきことなどを書いていけたらと思います。
 それでは、また次の記事で。

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