猫又
時は江戸
隣の猫はかなり年老いて
しっぽは二股に分かれてる
一人暮らしの筈なのに
時々家から話し声もする
なんとも薄気味が悪い
だが近頃隣人を見なくなった
と思ったら
とある夜更け
隣人らしき人影が
家に入っていくのを見た
その夜
行灯の油を長い舌でペロペロ舐める隣人の姿が
垣根越しの空いた障子越しから見えた
あれはもしや……
来て下さって 本当にありがとうございます! 読書が大好きで 気がつけば自分でも数え切れない程 詩や短編を 書き続けてきました いつか 本を出したいです! これからも自分ペースで 書き溜めたものを載せていきますので お時間がある時には また是非 覗いてみてください(○´ω`○)ノ