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B.LEAGUEホームアリーナ探訪: アースフレンズ東京Z編_2023.03.17

今シーズン、大田区総合体育館を訪れるのは6回目。
アスフレの会員になっておけば何か貰えたかもしれない。
自分が熱心にアルティーリ千葉を応援しているのを知っている友人が自分もどこかを応援したいというので紹介したのがアスフレ。
目黒に自宅があるから良いのではと助言し、彼はアスフレの会員になり、東久留米に実家があるのでB3は立川ダイスを応援することになった。

大田区総合体育館

初めてB.LEAGUE、しいては初めてバスケットボールの試合を観に行くので、アスフレの開幕戦である山形ワイヴァンズとの試合に解説役としてついていったのが最初。
アルティーリ千葉のアウェー戦では席を別れてアルティーリ側の席で2試合を観戦したが、他に香川ファイブアローズ戦を一緒に、気づいたら青森ワッツ戦では一人で観に行くことに。
開幕戦の劇的な勝利と個性的な選手が多く、壁にぶつかりながらも直向きな姿を観て、いつの間にか本妻のアルティーリ千葉に対する愛人の様にアースフレンズ東京Zを応援していた。

今回の3.17熊本ヴォルターズ戦も一人で観戦。
但し、先週末に熊本市総合体育館でのアルティーリ千葉戦で熊本ヴォルターズ・ブースターの皆さんに親切にして頂いたので、おこがましいが恩返しということで最も真っ赤に熟しそうなアウェーベンチ裏の1階席をチョイス。
アルティーリ千葉以外のチームを3試合連続観戦したのはヴォルターズが初めて。

ヴォルターズ関係者受付

仕事も疎かに京急に揺られて大田区総合体育館に足を踏み入れる。
今日は熊本ヴォルターズのアウェー限定グッズである、AWAY限定ユニフォームベアのゼッケン5を手に入れるという崇高なミッションが。
いつものアスフレグッズ売り場に置いてあると思いきや、見当たらないのでスタッフに聞くと奥の方だという。
そこにはグッズが積まれたテーブルに群がる女性人の姿が。
そうか、全国チームを追いかけて応援している女性軍団が熊本にも存在するんだなと思いつつも、グッズ争奪戦に参戦。

熊本ヴォルターズ グッズ売り場

先述のカツオ熊、『西宮アウェー販売で200個を完売したヒット商品!!是非お試しあれ!』という殺し文句のヴォルターズ・トマトカレー、AWAY限定アクリルチャームを購入して、ミシン目で切り取るとクリア(ではない)ファイルとそこに入ったくまもっとグルメ(逆から開くとくまもっと湯美人)の冊子、㈱丸菱のSOY CHOCOプロテインプラス&ローカーボとマスクケースをオマケで頂いた。
(そういえば熊本で温泉に入ってないな)
グッズ売り場にいた背の高いダンディーなスタッフはたしか熊本市総合体育館にいた人。

AWAY限定ユニフォームベア(カツオ)

アクセスの良い1階席に降りて座席へ。
前の席には入念に応援グッズを整える女性が。
席が埋まってくるにつれ、周りの人たちは顔見知りらしいことが分かる。
2階席も良い感じに熊本のブースターが増えてくる。
熊本県人会、はたまた熊本に由来する会社の社員たちなんて考えていたが、twitterでフォロワーさんがヴォルターズには東京応援団があると教えてくれた。

確かにプロ野球なんかはどこのチームもそうな風に各地方に応援団があったりする。
B.LEAGUEは殆どの都道府県にクラブがあるのでそういう応援団がいることを知らなかった。
もしかしたら、創設から時間が経っているクラブは自然とそういう風にブースターが広がっていくのかもしれない。

座席の右隣は体格の良い男性。
熊本遠征の際に花畑町の美味しい店を教えてくれた昔からお世話になっている熊本出身のお客さんに雰囲気が似ている。
左隣は年輩の男性。
ティップ・オフ前には先に登場した前の座席の女性が多めに持ってきたTシャツを渡したり、初めて観戦するらしき周りの人に熊本ヴォルターズの選手紹介とバスケットボールの簡単なルールらしきものを記載したお手製らしき手が込んだチラシを配っている。(ちょっと欲しかったがシャイなので沈黙)

デヴィッド・サイモンとベンジャミン・ローソン

ティップ・オフ!
3連勝していることもあり、アスフレはPG木村を中心にボールの動きがよく、良い調子で加点していく。
熊本も負けじとマクリーン、ローソンの両外国籍やスピードに長けたPG神里が追い縋る。
1Q終盤からは徐々に点差を広げて、熊本はサイレンススズカのごとく影を踏ませぬ展開に。

周りの熊本ブースター、前席の女性と隣の年輩の男性は始終声を出している。
「レッツゴー、ヴォルターズ!」
「ディーフェンス、ディーフェンス!」
ベンチに帰ってくる選手もこちらに目をやってニコッと笑い、粋に感じている様子。
アウェーでこの雰囲気を創り出せるのは凄い。
2階席からも同様に声援が飛ぶ。
相手のフリースローでのブーイングもホームに負けていない。

ハーフタイムには遠くくまモンが駆けつけてくれた。
この瞬間、熊本でくまモンを見かけたとしてもそれは他人ならぬ他熊の空似...そういうことだ。
ネズミーランドのネズミはネズミーシーを合わせて同時刻に2箇所に現れないというのと同様に!
そして、背番号55を背負ってアスフレのチアとダンス。

アウェーユニを忘れたらしい#55くまモン選手

3Q以降の熊本は安定飛行。
ともにインサイドに容易に侵入することが出来ず、外国籍にボールを預けるか長距離砲で応戦するかになるが、確率に優れた熊本がリードをさらに広げていく。
アスフレは3連勝中だったが、また悪い頃の様にパスが回らず、ショットクロックに急かされて単騎駆けというパターンが目立つ。
対する熊本はよく脚が動く印象。
闇雲に速いのではなく、若い選手を中心に味方を生かすための動きが良い。
横への動きが良いので味方へのディフェンスを剥がし、パスコースをつくるのが上手い。
テレンス・ウッドベリーが戻ってくるのが楽しみ。
そして、熊本ブースターの声援が常に凄い。
山本翔太のフリースローでは運動会の50M走前のおかんの様な声援が飛び交う。

本村の様に技術も確かでオールラウンドに活躍できる選手がいることも試合を落ち着かせている要因。
アスフレは鹿野がベンチにいれば声を掛け、コートにいれば周りを整えていたが、どうにも始終落ち着かない試合運びだった。

周りの熊本ブースターからは見ず知らずの自分にお菓子や酒のつまみをどうぞどうぞと振る舞ってくれ、隣の年輩男性は「磯野ってだけでカツオなんだよ。カツオと同じ誕生日なんだよ」と生きていくために必要のない知識を植え付けてくれるw
滅茶苦茶楽しい!
前の席の女性のさつま白波のパックから自作したハリセンがイカす。
ぶっちゃけ、ツインメガホンや割れメガホンよりもハリセンの方が音が大きい。
前の日に家に帰ってないので、事務所にあったアルティーリ千葉のハリセンを持ってきたが流石に気が引けて大っぴらに叩けなかったw

熊本市総合体育館でもアルティーリ千葉のユニフォームやフーディーを着ているだけで話しかけてくれる熊本ブースターがいたけれど、懐っこい人柄の地域なのかもしれない。
花畑町に宿題店もあるし、温泉にも入ってないし、阿蘇山にも行きたいしなので、アルティーリ千葉と一緒にB1に昇格して、来シーズンも観戦に行きたい。

一方のアースフレンズ東京Zはアルティーリ千葉の次に応援しているチーム。
今日は負けてしまったし、明日も負けるかもしれないがそれは相手が悪いだけ。
実際のところ、残留争いは相変わらず厳しいものの残りの対戦を考慮した上で大丈夫だと思っている。
下位で鎬を削っている2クラブと同様に大変な状況にはあるが、B2でも屈指に近い外国籍選手がここに来て揃い、日本人選手はベテランから若手まで上手いことレパートリー広く揃っており、ディフェンスさえ建て直せばどのチームに勝つこともできる戦力。

熊本ヴォルターズの東京応援団のみなさん、熊本から観戦予定のブースターのみなさん、次は是非千葉ポートアリーナで会いましょう♪

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