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信じて任せることって、大変でたいせつだ。

任されると、人は変わる。

旦那さんに家事や子どものお世話を任せるのが苦手っていうひと、結構居るんじゃないだろうか。

私も、任せることがとても苦手だった。

たいせつな娘のこととなると、とくに。

*
*


まだまだイヤイヤ期の娘は、お風呂では基本1回はギャン泣きする。

主人がお風呂をやってくれるようになったのは確かに助かる。
けれどギャン泣きする娘と、それにイライラしている主人。
任せるのが苦痛でしかたなかった。

私ならもっとうまくできるのに…。
こうしてあげればスムーズなのに…。
娘がかわいそう…。


HSP気質も手伝って、ハラハラドキドキしてしまうお風呂タイムだった。



でも、ある時ふと気がついた。

「私と娘の関係性と、主人と娘の関係性が同じである必要はないんだ。」

「主人と娘の関係性があっていいんだ。」


それからは、口出しをしたいのをおさえて
「ママー、でるよー!」
と娘に呼ばれるまで待つようにした。

「こうしたらいいよ」というアドバイスを飲み込んで
主人を信じて任せることにした。


すると、あら不思議。

私がでしゃばらなくなったことで、
主人は格段に忍耐づよくなったのだ。

お風呂で娘がギャーギャー言っていても、
なんだかんだとなだめすかして
笑って遊べる日がどんどん増えた。


お風呂あがりの娘に、
「パパとお風呂、たのしかったねー!」
と言うと、娘はうれしそう。
パパもうれしそう。


変わったのはどっちだろう。


もしかしたら変わったのは主人ではなくて、
私なのかもしれない。

それまでつけていた
「任せたらろくなことにならない」
という色メガネが外れただけなのかもしれない。


きっとできっこない、うまくいくはずない。
そんな風に決め込んでいたから、
主人のわるい部分ばかりにフォーカスしていたのかも。


信じて任せるって、難しい。
でも、できたらすごく楽になるんだ。


日々、成長。


忍耐強くなったとはいえ、毎日同じようにご機嫌でお風呂がすむわけではなく。

一昨夜も、ギャン泣きする娘に疲れとイライラがピークに達していた主人。

一通り叱ったあと主人も無の境地にいたったのか、主人の声もせず、いつもはキャハキャハとひびく娘の声もせず、お風呂場がシーンとしていた。


「どうしたー?」って声をかけようか、
何度も迷った。


でも、やめた。


きっとこれで主人が気づくこともある。
娘が気づくこともある。

彼らの関係性に介入するのはやめよう、と押しとどめた。



*

お風呂あがりの娘は私の担当。

楽しい話をたくさんしながら、おきがえさせて歯磨きして、髪を乾かして。


全部おわったころ、主人が出てきた。

もういつもの優しくておもしろいパパにもどっていた。

娘はそれが嬉しかったのか、
いつもはママ一択の絵本よみきかせ、寝かしつけに
「パパ、おいでー!」
とパパを召喚する。


それを拒否することなく、やってくれる主人。

こうやって娘も主人も成長していくんだなぁと、
総監督のような上から目線でしみじみ感じるわたし。笑



もちろん、イライラせずにできた方がいいかもしれない。
そんな風に思って娘のことを心配したこともあった。



でも、私たちだれも、完璧じゃないのだ。

こうやって一緒に成長していけばいい。

今日も読んでいただき、ありがとうございました☺️🍀

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