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合う・合わないを見極める

ここ2週間ほど、プレゼン準備のため普段の自分をいろいろ振り返りながら情報収集をして頭の整理を続けている。

未だにまとまらないけれど。あと1週間…。

マネジメントに関してもいろんな角度から表現されているものを読んだり聞いたりしていて、それこそITに留まらない業界の話も含めて幅広く捉えていて、改めて会社の『色』というものがそれぞれにあり、それは「良い悪い」という軸ではなく「合う合わない」という軸で、「合わない」ところで働くとその人にとっては不幸にしかならないのでは、と実にここ数週間噛み締めることが多くなっている。

例えば、簡単な話でいくと。

女優になりたいという願望があったとする。それを叶えるためには、演技力や表現力を磨く以外にも、オーディションを受けたり出演できるものを探したりもしなければならない。そういう努力に没頭できる場合はその願望に「合ってる」のだと思う。

でも、なりたいとかいう割に、本人的には頑張ってやってるつもりでも周りからすると足りてないよね、という場合がある。そういう場合は、本人も向いてないことを必死にやってるのでとても疲れている。それってその願望に「合ってない」のだと思う。

合わないことを頑張る程しんどいことはない。もっと違うことに頑張りを向けたほうがいいと思う。

さっきの会社の『色』に「合う合わない」も同じだ。会社の『色』に自分が合わないなら、それがいくらキラキラして見えたとしても「合わない」ので不幸になるだけなのだ。

バレンタインの翌日、支社にうちの会社の創業者の一人でもありChief People Officerが来阪して、創業バタバタ物語を語ってくださった。中途入社時の研修で聞いて以来10年近くぶりの講話になる。

でも、10年前に聞いた時に「この会社の色には合う」と感じたから今もここにいるし、その講話を聞いて「だからここにいるんだな」とも思った。つまりは『色』に合ってるのだ。

ただ、聞いた反面、これは「合わない」人だって世間の半分くらいはいるだろうとも思った。

わたしは2年前に、最近支社のメンバーたちにも受けてもらっているMBTIの研修が目から鱗だったのだが。

どちらがいいとか悪いとかではない。診断するものではないのだ。そっち側かこっち側か、それだけ。

なので「合う」人半分「合わない」人半分と思ったのだ。

会社の中には当然のことながら「合わない」のに社員でいる人もいる。だって本人が「合わない」と気づかない限り去らないからだ。そしてさらに言うと「合わない」と気づくことはなかなかに難しい。こればっかりは本人次第なのだから。

そういう人も含めて、会社の『色』を薄まらないようにしなければならない。「合ってる」人の育成やサポートはとても簡単だ。

問題は、「合ってない」人の育成やサポートが難しい。ある程度は他所から対応できるが、ある程度の部分からは本人次第だからだ。本人が変われば「合ってない」が「合う」ようになることもある。だか、根本的に「合ってない」ことを見極めることもマネジメントの仕事のひとつになってくるのではないか。

管理職ってそんなことまで面倒見るの?ってときどき思うことはある。でも、これもうちの会社の『色』なのだ。そこまでしない会社もあると思う。そこまでしない業態もあると思う。

若い頃は経験が浅い分いろんな知恵も考えも少ないから柔軟に対応できる。ある程度年齢を重ねたら、だいたい思考回路はあまり広がらない。もちろん柔軟な人もいるけど。

会社も人もそれぞれ持つ『色』がある。それぞれが自身でそれをしっかりと見つめて、合う合わないの見極めを自分でできるようになれば、世の中すんなり回っていくのにな…

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