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snoozer no.28(2001) #リトルモア


2001年9月11日。ハイジャックされた大型旅客機がワールドトレードセンターに激突する映像が世界中を流れた。その数ヶ月後に発行された音楽雑誌「snoozer」の表紙には、”WAR IS NOT THE ANSWER”の文字。アートワークはStanley DonwoodとThom Yorke。アーティストの顔が見えないカバーは、コマーシャルとセールスが比例した当時の音楽雑誌においては前代未聞だった。しかも、2000年に「Kid A」、2001年に「Amnesiac」を立て続けにリリースしたRADIOHEADにも関わらずだ。逆説的にいうなら、RADIOHEADを日本国内に啓蒙し、その地位を格上げさせた編集長田中宗一郎だったからこそできたことでもあるのだろう。そして、誌面では9.11直後に国内外のアーティストが感じていたことが綴られており、当時の空気が感じられる。

Everything in its Right Place
全てはあるべき場所に

Thom Yorkeが、今The Smileで何かから解き放たれたようにロックしているのは、彼自身が予言していたのかもしれない。

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