見出し画像

2024/3/14 午後

《ふりかえり旅行記③》

2024/03/14  1:00 pm
喫茶店を出て水戸駅に戻ってきた

電車が来るまで、あと40分あるため
水戸駅ビルなどをぷらぷら
地酒バーなるものがあり、立ち寄る
初めて入ったのにもかかわらず
どこを店員さんに見初められたのか
わけあって店頭には出していないという
秘蔵のお酒を試飲させていただく
これが信じられないほど美味しかった
表現として正しいのか怪しいけれど
純度の高いカルピスソーダでした
一升瓶に怖気付いて買わなかったのが惜しい
宅急便で送料高くついてもいいから、あのとき強引に買えばよかったなあ

少しばかりほろ酔いの状態で土産屋さんへ
自分用に干し芋などをいくつか買う
あと、差し入れもいくつか見繕った

買い物を楽しんでいると発車時刻が迫る
ホームへ移動して、数駅先で降りた
駅前で友人夫妻の旦那さんと落ちあう
根本凪さんをきっかけに知り合ったので
ライブ以外の場所で会うと不思議な感じ
道すがらにおやつを買っていき
自宅へご招待いただいた
これまた不思議な感覚 少し緊張

お伺いすると、奥さんが迎えてくれた
腕の中には、生まれてまもない女の子
そう、今回茨城を訪れたもうひとつの理由
ご家族3人揃ったところに会いに行ったのだ

ご夫妻とも穏やかな空気をまとっていて
産後の忙しなさも少し落ち着いたようで
奥さんの体調も良さそうで、安心した
娘さんもふくふくと眠っていて
小柄な奥さんの腕にすっぽり包まれ
かわいいね、ちいさいね、と言うと
「生まれてから5センチ伸びたんだよ」
と、夫婦揃って嬉しそうに話してくれた
ほかにも普段の様子だったり
「この子のココがおすすめ」と
手足や指先を見せてくれたり
その話す様子や声色が、とても良くて
あぁ、会いにきてよかったなあと思った
私はちいさいいのちに触れるのに不慣れで
畏れ多いと思っているので
接し方もとてもぎこちないのですが
娘さんに、少しだけ触れさせていただいた
肌の薄さだったり、髪の毛の柔らかさ
まだ定まっていない様々な表情とか
うまれたてのいのちそのものだった
ありふれたことばだけど
赤ちゃんってほんとに神秘だと思った

3人でおやつを食べながら
いつもみたく根本凪さんの話もした
どこでもいつでも盛り上がる話題
娘さんの眠るそばには、根本凪さんの描いたイラストのクッションが寄り添っていた
あやしているように見えて、微笑ましい
話す合間で育児の様子を見守りつつ
2時間ほど滞在しただろうか
陽が落ちる前に、おいとましました
楽しくてすっかり長居してしまった

ご家族みなさん、どうかすこやかに
たのしくゆかいな毎日を過ごせますように
3人揃ってライブで会える日が待ち遠しい

とても幸福な感情をたっぷり浴びて
ほくほく、ふわふわしながら
駅へと向かったのだった
(そして浮かれて電車を間違いそうになった)

《2024/3/14 夕方〜夜 につづく》

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?