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山根あきらさん #哲学問題私の答え

面白い企画にわたりさんが参加されていたので興味を持ち、私も考えてみました。


一般的にはAさんが卑怯と言われそうです。

しかしAさんもBさんも心から納得してやったのならどちらが悪いということはない気もします。

当事者の視点

もしBさんが「Aは卑怯だ!」というならば、Aの復讐を手伝う時点で、手伝ったら自分も手伝ってもらえるかもしれないという期待があった。自分にも旨みがあるという下心があったから、という事になると思う。

つまりBは同じ事を返しますという契約を交わしたと思っている。
Aは、そんな契約はせず、ただ頼んだだけと思っている。


単純に考えればそういう事なんだろうけど、実際はそんなに単純じゃない。


頼みたいから頼む、やりたければやる、やりたくなければやらない。そう単純に考える人もいれば、頼まれたら断れない人もいる。


それも下心というよりは、育ち方や環境によってそうしなければいけないと思い込んで生きてきてしまった人もいる。そしてそれはその人が悪いわけではない。また、Aに対して弱みがあった場合や上下関係がある場合も断りにくくなる

もしもAが、Bは断る事ができないと知っていて頼んだのなら、やはりAの方がずる賢く卑怯な気がする。

仮にそうだとしても、Aもそこまで考えていると自分では気づいていないかもしれない。Bなら頼みやすい気がした、本人の自覚はそのくらいかもしれない。

Bにとって、Aが命を捧げてもいいと思えるほどの存在なら卑怯とは思わないだろう。
復讐を手伝った段階ではそう思っていたとしても、後からそう思えなくなり卑怯と思うかもしれない。もしかしたら、自分の復讐を手伝ってもらえない時点でそう思うかもしれない。

Bは手伝うのなら、よくよく考えないといけないだろう。Aの為に命をかけるくらいの覚悟があるのか、もし自分は手伝ってもらえないとしても手伝うのかと。復讐を止めるって選択肢を考えてもいいんだけどね。

Aは頼むのなら、よくよく考えないといけないだろう。自分はBより強い立場ではないか、Bを悪に巻き込んでもいいのかと。そもそも悪とわかっている事に巻き込むならBを大事に思っているとは思えないけど。

第三者の視点

復讐を悪とするのならば、復讐をした時点でどちらも同じ穴のムジナと思う。
ただしどちらも知らない人の場合。どちらかに何かしらの感情があったら、変わるだろうな。

もし裁くのなら、卑怯とかどちらが悪いとかはいっさい関係なく、1人叩きのめした、2人と、起きた事だけをみてそこにあるルールにのっとって裁くしかないだろう。


どちらが論理的かという事に対しては、復讐は悪なら、他の方法を考えたら?と思うので、どっちもダメかなー

*追記
あ、間違えた。倫理的でした。

うーーん、やっぱり悪の復讐をする時点でどっちも倫理的じゃないかな。



パッと書くつもりが、書いていたら色々考えて長くなってしまいました。

考えるの、楽しかったです。ありがとうございました。


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