ちょっと前の事なのですが、神奈川県の箱根あたりから広島まで歩いたことがあります。1日40キロくらい歩いて・・・たり走ったりしました。約1ヶ月間の計画だったのですが中々難しかったのでメモ程度に記載。備忘録です。

※2018年頃のお話です。

スタート地点から振り返る

会社のキックオフがその前の年に箱根で行われました。さすがに東京から神奈川までは仕事でもよく動くのでちょっと飽きちゃうかもなと思いましてその部分は省略しました。

スタートは箱根。キックオフを行ったのが箱根だったのでちょうどよいのでそこからあるきはじめました。所持金は手元に6,000円。日本国内ですし最悪クレジットカードも携帯もあるので大丈夫という楽観的な準備です。

箱根の町からスタートしました。箱根の山は馬でも越すがなんて言われていますが、正直箱根の山越えで結構体力を削られます。

箱根越えでまず2時間半

箱根の山越えは旅の原点とも言われる「旧東海道」をメインに登っていきます。目標は芦ノ湖を越えてなんとか三島を越えるというのが今回のメインになります。

箱根湯本の駅から芦ノ湖が見えてくるところまで約３時間くらいでした。くらい休憩込みで見ていればそれくらいです。初日なので2.5時間ちょっとで付いた記憶があります。

これ初日なんですよね。

芦ノ湖から三島まで2時間半

その後休憩もそぞろに、三島へ向かいます。三島スカイウォークがちょうどその頃結構新鮮だったような気がしています。芦ノ湖から三島までで約2.5時間ここまでで約5時間から6時間のアップダウンがあります。

途中に山中城跡というのがありまして、車だと素通りするポイントなのですがこのような歩き旅だとスポットにも興味が湧きます。みてみるとちょっとした盛土という印象なのですが、こういうスポットもあるのだなぁなんている薄い感想でした。

とにかく三島市に入らねばなりません。

ここから三島市市街地までは下りで2時間程度です。三島は1時間くらい滞在しましたが街自体が活気があって良い印象でした。三島あたりで暮らしたいなぁと思ったのが初日のトピックスです。

三島から富士駅まで

三島あたりで15時くらいを廻っており、そろそろ宿を探さないといかんと思った記憶でした。箱根から三島は全然歩き1日で行けるというのがわかりました。初日なので元気です。

最終的には原駅あたりのところに行きました。しかし国道1号線沿いに歩いていたらこれで初日は頑張りすぎて48Kmくらい歩いてしまいこれは良くなかった。初日も30キロ位で抑えておくべきでした。

https://goo.gl/maps/vWU5rae6QzhbDaRv8

リンク先で実際の徒歩マップが記載されてます

◆2日目◆　蒲原から静岡へ

二日目は蒲原からのスタートです。
ちょっと先に進んで蒲原あたりまでは朝方すすみました。蒲原から清水までは本当に孤独と苦難の連続です。何もない。国道沿いに車しか無い道のりでした。

途中に静岡市東海道広重美術館があったりするのですが朝5－6時だとやっているわけでもなく華麗にスルーしました。

途中でいなば食品の静岡工場を抜けたりしていつものライトツナはここで作られているんだなぁなんて物思いにふけったりしておりました。

そしてなんとか通った静岡駅・・・じっさい静岡は初だった。さくらももこといえば静岡。静岡駅は整っていた。そんな印象です。この日も約35キロほど歩いた感じです。

天気も悪く松原を見ずにそのまま横目にとにかくあるき続けた静岡です。静岡は横長なのでとにかく時間がかかります。2日目はとりあえず静岡までなんとかついたという気分でした。

◆３日目◆　静岡から掛川へ

三日目はついに浜松まで行こうと画策はするのですが、ここでも難関SPOTが多数ありまして静岡は脅威の直線です。浜松まで行くには16時間時速5キロで歩かなくてはならずこれは3日目の自分には難しいと思いました。

疲れは蓄積されているし足は痛い。どうやらいけて掛川までだろうと考えました。これでも10時間掛かります。

初日二日目と野営や漫画喫茶などで疲れを癒していましたがそろそろ宿に泊まりたい。しかし今回誤算だったのは海ルート11時間、山ルート10時間と山ルートの方が短い点。僕は何を勘違いしたのか山ルートを選びます。

山ルートは古き良き東海道の名残がふんだんにありとても歴史巡りとしては良いのですが尋常ではないアップダウンがあります。

そして途中にコンビニはおろか飲食店やお茶屋さんも無い徒歩旅には酷なルートです。
そして最悪の迂回ルートや電車に逃げることも出来ず歩き続けないと山道に置き去りなのです。

10時間歩き続けて、ところどころにある自販機で飲料を買いひたすら歩きます。民家なし

最後はなんとか藤枝を越えて掛川に到着。正直静岡の山場です。誰にも伝わらないけど一人旅の心細さを感じました。

三日経つけど静岡越えられず。、まだまだ静岡の中間地点。これはヘヴィーな旅だと後悔し始めます。