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SOPHIA PVで見るユースカルチャー

ついにこの話題に手を出すときが来た。

 バンギャルって…いくつも…愛を持っているのね。
 あちこちにばらまいて…でも…本命バンドというものがある。

 LIVEがあったら絶対行く。遠距離でも絶対行く。
 新譜が出たら予約する。TVに出たら録画する。
 新譜のCMでも録画する。


それが本命。いのち、掛けてます。


 学生時代、わたしの本命バンドはSOPHIAだった。
 もうね、思春期からずぅっといっしょ。
 今は諸々のあれこれで落ち着いているものの、未だにハンドルネームに『SOPHIAの娘』って意味のAchamothを名乗るぐらいである。


 それでね、今わたし。
 ユースカルチャーにお熱なんですけど。
 ええ、お熱すぎて題材にしたゲーム作ったり、こんなマガジン作って語っちゃったりするぐらいなんだけど。
 そういえば、いったいどこでユースカルチャーに触れたかなって。
 普通に生きてたらあんまり触れないじゃないですか。どこで知ったかな?って。

KERAかな?


ごりごりV系のPVかな?
(参考:Dir en grey)


 いいや、それはもっと前。完全にV系に触れる前、まだあんまり、バンギャルとかそういうのになる前からわたしは触れていた。

そう、SOPHIAのPV(プロモーションビデオ)でっ!!!



 こちらをご覧ください。
 有名曲『黒いブーツ~oh my friend~』のPVです。
 なんかDAMあたりで歌うと流れるあのPVです。

 この、襟のないスーツで歌うメンバー、後ろでモンキーダンスをしているワンピースの女性、これらは全部、ビートルズのオマージュなんですけど。

 そう、ビートルズ。年代は1960年代、華やかしスウィンギン・ロンドンの時代。彼らの恰好はモッズだった。


 そう、わたしが常日頃からうるさく萌え語っているこのモッズだよぉ!(そしてツイッターのアイコンにしているよぉ!!!)

 背後のワンピースの女性は同時期に流行ったミニ・スタイルですね。これもスウィンギン・ロンドンを代表するファッション・スタイル。

 もはや有名曲からしてユースカルチャー感満載なんだけど、これだけじゃあない。



 こちらのPVをごらんください。
 歌詞が心に染みる人気曲『ビューティフル』なんですけど。

 この奇抜な恰好をした5人。思いっきりグラム・ロック。


 

そう、同じくロンドン発、デヴィッド・ボウイなどが有名なグラム・ロックだよぉ!!

 さらに、ストーリーの途中でバイクに乗って去っていくこのでぶっちょボウヤ。チョークスタイルのバイクにグラサン、ジーンズ。

 イージー・ライダーだよぉ!すなわち、ルート66を彷徨うヒッピーだよぉ!!


 まだあるぞ!こちらのPVをご覧ください。
 空耳歌詞が楽しい『HARD WORKER』のPVなんですけど。

 特徴的な襟のついたロングコート(エドワーディアン・ジャケット)にオールバック、このスタイルこそは!!

”いちばん初めのユースカルチャー”、はじめて労働階級でファッションに目覚めし50年代の若者、テディ・ボーイ……テッズの恰好だよぉ!!!!!!!!!!!!!!! 


そして更に、ベーシストの黒柳さんはシド・ヴィシャス大好きなパンクだし。

 ギタリストの豊田さん(通称ジル)は根っからのロッカーズ。生き様がすごいんだよこのひと……


 もうね、やばい。SOPHIAやばい。
 歩くユースカルチャー。
 そりゃあ、ゲーム作っちゃうぐらい好きになりますわ……わたしにとって最初に触れたロックはSOPHIAだし、SOPHIAはユースカルチャーをかなりオマージュしてた。
 わたしがロックについて考えた時、ユースカルチャーに行き着いたのは必然だったのだよ……


他にも、SOPHIAのアルバム『サーカス』のジャケット、後ろでメンバー5人が顔を青く塗りたくっているけれど



これは60年代映画革命・ヌーベルヴァーグを代表するジャン=リュック・ゴダール監督作『気狂いピエロ』のオマージュだし、っていうかサーカスだから気狂いピエロかよ!!ウマイな!!って感じだし

LIVEの入場曲は愛の賛歌だし、ほんとにね……SOPHIAってすごいオシャレなの。


そんなわけでいっしょに、SOPHIAとユースカルチャー、楽しみませんかっ?


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