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あの日から思うこと、これからのAぇ! group


あの日から月日は経ち、早いもので2024年も3ヶ月目となる。春のうららかな陽気が次第に訪れ、なにか物事の始まりを予感する季節になってきた。

12/30 20:08 時間まで覚えている。出先から帰ってきて、徐に開いたXのTL欄の最上にあったあまりにも衝撃的すぎる文言。信じられなかった。某週刊誌のデタラメな記事だと思った。無意識に手が動きFCを確認すると、ファンの皆様へご報告という言葉とともに神妙な面持ちの5人の姿があった。本当なのだとわかった。でも信じたくなくて、1日その動画を見ることは出来なかった。

年の瀬に突きつけられた残酷な事実。声を上げて嗚咽しながら永遠に泣いた。この涙がなんの涙なのかも分からないまま、ただただ泣いた。人ってこんなに泣けるんだと思うぐらい泣いた。そのまま疲れ果てて、眠りについた。

翌日、意を決して動画を見た。また涙が止まらなくなった。それは、彼らのあんな暗い表情を今まで見た事がなかったからだ。絶望した。どうして、Aぇ! groupは幸せになろうとすると、何かが阻むのだろう。もう十分苦しんだじゃないか、幸せになろうよ。私は末澤担だから、末澤くんの焦燥感に満ちた青白い顔は苦しすぎて、見ていられなかった。彼の、彼らの、多幸感溢れる笑顔だけ見れればそれだけで十分なのに。
私は彼のことを、責めたいとは思わなかった。5人にこんな顔させて、なんてモンペ発言はできない。でも、この幸せを、自身で掴んだこの地位を、自ら手放したことに対して憤りを感じた。勤勉で努力家な彼が積み重ねてきたものを自ら壊したことが、悔しかった。メンバー一人ひとりがAぇ! groupに無くてはならない存在だ。彼も同じく、そうだった。

1/2に一斉更新されたブログ。個性光る言葉選びの中に、それぞれの葛藤、想い、覚悟、を感じた。サマパラ中止に際して更新されたブログを思い出さずにはいられなかった。折々に、彼らは本当に賢く、優しい人たちだと思う。その賢さは偏差値等で測れるものではなく、本質的な、人間的な賢さである。このブログで、限度はあれど各々の率直な気持ちを聞けて、自担のありのままの言葉を受け取って、救われた人も少なくないのではないだろうか。少なくとも、私は末澤くんの言葉にとても救われた。今までを無かったことにするのではなく、思い出として大切にしていいのだと、無理に忘れる必要などないのだと、その時感じていたことを肯定してくれたように思った。

5人となって初めてのAぇちゅーぶ更新日には、生配信を決行。まだ日も浅いのに、前向きに楽しい配信をしてくれた彼らの強くあろうとしてくれる姿勢に何度も救われる。編集が間に合いません!と茶化しながら配信の理由を説明するくさまさやに思わず笑みがこぼれた。次の週からは年始に撮った動画が休みもなく配信されている。スタッフの皆さんの尽力にも頭が上がらない。
ファンがどう迎えようかと悩んでいたであろう2/18の結成日にはAぇ! groupの初陣公演、僕らAぇ! groupって言いますねんの2024verの生配信が決定。5年の時を経て、この舞台を上演することに、深い意義を感じた。

2/18を迎え、TLが祝福モードで溢れかえる一日。配信の時間までは今までを振り返って過ごした。ソワソワムードの中、私は予約していたカラオケのデュアルプロジェクタールームを1人独占状態で配信を見た。オープニングから、宮崎Pのナレーション、当時の映像がフィルム風に流れる演出にこの時点で涙腺が緩んだ。Aぇ! groupってこういう人たちだよな、本当に好きだなと全てに感動していた。それぞれの持ちネタで爆笑し、BTKとBTCで腹筋崩壊し、まさかの神様のバカヤロー、リチャのベースでオンオン泣いた。5人で全部背負ってくんだ、この傷も苦しみも。そう思うと、なんて愛おしいグループなのだろうと涙が止まらなくなった。誰かの力を借りることも出来たはずなのに、今までやってきたパフォーマンスは全て5人で成立させようとしてくれた。本当に嬉しかった。宮崎Pからの言葉、覚悟はしていたが、私の涙は止まることを知らない。うるうると瞳に水分が増してく彼らの目は、いつになく輝いてた。メンバーも知らなかったという彼へ宛てた言葉。宮崎P改め、横山裕さんの愛情を感じた。そして、自分への言葉では堪えていた涙を全員がそのタイミングで流したことが答えだと思った。発表以降、ファンの前では明るく気丈に振舞ってくれていた彼らも、あの日からずっと苦しかったんだと思えた。配信後、これを美談にするのはおかしいと批判めいた声も上がっていたが、私は美談では無いと思う。これは、6人が6人であったことを証明し、そしてここからは5人で進むのだという区切り、出発を意味していると個人的に感じた。時間は繋がっていて、あったことを無かったことにすることは出来ない。というより、しなくていいのだと思う。私たちが感じてきた1777日間の幸せは、Aぇ! groupの6人から受け取ったものであることはこの先もずっと変わらない。2/18に全国のAぇ担がきっと涙した。Aぇ! groupと共に。だから、ここで1回洗い流し、涙を拭い、これからは笑おうよ、たまに泣いても、笑って過ごそうというAぇ! groupの、そしてファンの出発の舞台となったと思う。上手く前に進めない人も多くいるだろうが、気持ちの整理がつくまでの時間は人それぞれで、それぞれのタイミングでまたAぇ! groupと出会えたらいいのだ。それが、その人の出会うべくして出会う時なのだろう。

初めてのドーム公演、Aッ倒的ファン大感謝祭in京セラドームの開催も発表された。ファンミーティング形式ではあるが、Aぇ単独の現場としては全ツぶりだ。次は城ホ単独と信じて疑わなかったので、京セラドームですと宮崎Pが言った瞬間えっ?待って待って?城ホは?とホールからのドームという会場の規模感の飛躍に驚きが止まらなかったが、Jrのうちにドームを埋められたらそれは快挙で、それができるという信頼を勝ち取ってきたAぇ! groupを誇らしく思った。一番ドームを夢見ていた彼がいなくなってからというのがどうも悔しくてたまらないが、5人がどんなエンターテインメントを届けてくれるのか、今から楽しみで仕方ない。

Aぇ! groupはこの先どうなっていくのだろう。この思いはここ最近の事務所の体制の変化からずっと抱えていることであるが、結局は彼らがAぇ! groupであろうとしてくれる限り、Aぇ! groupはAぇ! groupで、変わらず多彩でバカでおもしろくて、「死ぬこと」以外全力投球の優しく逞しいグループなのだろうと思った。他に無く、前途多難なグループではあるが、持ち前の「Aぇらしいよな」という朗らかさで、これからも乗越えていくに違いない。
夢が叶う日まで、そしてその先まで、Aぇ! groupを応援していきたいと強く思う。

今までありがとうAぇ! group
これからもよろしくAぇ! group


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