車やバイク運転している人はわかると思うんですが、

急なカーブを曲がる時は、カーブの先を見ないと安定しなくて
　　
　　
　　
特にバイクなどでカーブを曲がるときは、
　　
自分の手前しか見てないと、安定しない危うい運転になります。
　　

これは運転に限らず、自分が目標を立てて取り組んでいることでも、
　
これと同じ状態に陥っている場合があります。
　　

◯音声はこちら

いまやっている事が本当に正しいのか分からない

いまやっている事がこの先にどうつながるのか見えなくて不安

色々とやってみたのに結果がでなくて不安

こんな感じで、

いまやっている目の前の事だけに振り回されてしまう状態

まじめな人、目の前の事に一生懸命な人ほど陥りやすいのですが、

目の前の事に集中しすぎて、その細部や結果ばかりに

どんどんフォーカスして入り込み過ぎちゃうんですよね

顕微鏡をずっと覗いてたら周囲の事が見えなくなるのと同じ

周囲から切り離された世界ばかり覗いている時に

ふと顕微鏡から目を外した時に、周囲の環境が変わっていたりすると

すぐに馴染めずに戸惑ってしまいます。

自分がどこに立っているのか、どこにいるのか認識できなくて

不安になってしまうんです。

今やっている事が本当に正しいのか、

そもそもの目的とか、なぜやりたいのかも分からなくなって

足元がグラグラしてふらついてしまう状態

少し話は変わりますが、僕は昔モンゴルに住んでいた頃

何もない草原の中を遠くの山を目指して、ただひたすら歩いた事がありました。

初めは周りの景色も楽しみながら歩いていたけど、

段々とただ何も考えずにひたすら歩いている状態になって

ふと目をあげて、目指していた山はまだまだ遠いなと感じた時

急に不安にかられたんです。

あれ、いま自分はどこにいて、なぜ歩いているんだろう

目指す山にはたどりつけそうにない、後ろをみると泊まっているゲルも見えない

自分はひとりでなぜここにいるんだろう・・・

見える限り草原しかなくて人もいない、地図もない

日本も遠く離れ、なぜこんなところまで来てしまったのか、、、

そんな漠然とした不安を経験した事があります。

それと少し似ているのかもしれません。

足元を見る事も大事なんですが、足元しか見ていないと
　
急な変化に対応できなかったり、先にどんな事が起きるのか予測がつきにくいので

準備ができないし、不安に振り回されたりしてしまいます。

すごく不安定になったり漠然とした不安にかられてしまうんですね

だからこそ、目の前の事に一生懸命になっている時こそ、

都度、自分の立ち位置とか目指す方向とかを確認する、意識をむける事を忘れないでください

いま自分がどこにいて何を目指しているのか、

なぜそれをやりたいのか、やろうと思ったのか、

自分の地図を見るように、そういう習慣をつけると

目の前のことだけに振り回されずに自然と安定してきます。

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