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【人生のほんの1日】20240207 ピアノコンクール! 全国大会の審査結果が届きました

40代初心者でピアノを習い始めてから7年が過ぎました。
2022年から、私としては思い切ったチャレンジ事として、舞台での激アガリ性克服の対策として、ピアノコンクール(動画審査部門)に参加しています。

昨年の人生初チャレンジのコンクール結果は下記の記事でございます。


2023年も同じコンクールに挑戦いたしまして、2023年9月の1次予選をドビュッシー「グラナダの夕べ」で優秀賞で通過、2023年11月の2次地区本選はドビュッシー「塔」とスクリャービンの練習曲op2-1でこちらも優秀賞をいただき、全国大会決勝に駒を進めました。

そして2024年1月に全国大会の動画審査が行われ、今日、ドキドキの審査結果が届きました!

今年のコンクールの結果は、昨年に続いて銅賞🥉となりました🤗✨

決勝戦は、気力が充実していたらラフマニノフの「楽興の時3、4番」で挑む予定だったのですが、昨年末は「生きる気力を失う」くらい絶望的なことがあり、精神的にどん底でとてもじゃないけどラフマニノフを仕上げて勝負に出る気になれず。

私のポリシー的には不本意ではあったのですが、安全策を取って2次で弾いたのと同じ曲目 ドビュッシーとスクリャービンで臨みました(これまで毎回プログラムを変えて出場してきたので、正直、無念でした)。

決勝の動画は、メンタル的にも身体的にも絶不調だったお正月休みに収録しました。正月休み明けは精神的にもより追い込まれそうな忙しさが予想されたので、あの時の精神状態で演奏したにしては内容的にもそこそこよく弾けて、個人的にも結構よく頑張ったと思っています。

技術的にも表現も昨年のコンクール初挑戦時よりも格段に良い演奏ができているので個人的には銀賞以上かなと思っていたのですが、昨年と同じ点数で銅賞という結果。贅沢な悩みではあるのですが、ちょっと残念です。

とはいえ、概ね好意的な講評をいただき、私自身がその時にできるほぼベストな演奏ができたので、その演奏で賞をいただけて素直に心から喜ぶべきですよね。

これまで、発表会とか人前で弾く場面でことごとく失敗体験を重ねてきて、「舞台では絶対に失敗する」という確信の領域に達してしまうくらいのアガリ症をとてもコンプレックスに感じていたのですが、昨年・今回とコンクールに繰り返し挑戦することで「何があっても集中を切らさずに弾き切る」練習を重ね、また自分の限界をひとつ飛び超え、上達の階段を少し上れた気がします。

とはいえ、大人になるとこういう合否とか受賞のドキドキ感ってなかなか味わうことってないですよね。人生においても貴重な体験と思います。

コンクールに応募した動画は非公開にしないといけないので出せないのですが、提出動画と同じ日に撮った没テイクの方の動画です。

ドビュッシーもスクリャービンも、とても深く難しい楽曲でこの2曲をノーミスで弾き切るのは私にはとても難しい挑戦でした。
決勝の提出動画も昨年の決勝よりも表現や魂は込められたとは思うのですが、やはり大人からのピアノあるあるといいましょうか、まだ技術面では無傷とはいかず、多少のミスもあり内心ちょっと悔しい想いもありました。
が、ともあれ、それが今の私の実力であるということ、銅賞をいただけたという評価を胸に受け止めて、次なるステージに向けて歩を進めていこうと思います😊

審査員の先生からの講評も概ね好意的で、マイナスの指摘は私の想定の範囲内な感じのことといつになく要求度の高い指摘とがありました。前向きに捉えるなら、昨年の私より表現の繊細さが増しているので、より多くを求められいているのかなと。
演奏全体としては、良いと認めていただけた部分が多くあったので、その時点で私にできることはほぼ出し切れてたかなという感はありますね。

というわけで、私の2年目のピアノコンクールチャレンジは、決勝全国大会で銅賞という結果を残せました。

2022〜2023年初 第16回ベーテン音楽コンクール 一般B2部門(動画) 銅賞
2022年  第1回さいたま国際音楽コンクール 一般部門 けやき賞
2023〜2024年初 第17回ベーテン音楽コンクール 一般B2部門(動画) 銅賞
と、これまでに出たコンクールでは全て賞をいただいているので、
なにげによく頑張ってますね。

発展途上の大人初心者なので、毎回必死の練習を重ね各予選ごとに自分史を更新した出来の演奏動画を提出する綱渡り連続でした。

特に今回は精神的にもよくない状況下での演奏収録だったので、かなり厳しいものがありましたが、それでもよく頑張れたかなと思います😊

この頑張りを継続して、2024年のピアノライフもさらに自身の高みを目指して楽しく頑張っていきたいと思います!

私なりにこだわっていた「キレイな音」や「曲の世界観を伝える表現」に関して、審査員の先生方から好評いただけたのが、とても嬉しかったですし、さらに前に進む勇気をいただけました。

コンクールチャレンジ、大人になってからの挑戦はとてもハードル高く感じられますが、チャレンジするとなったらやはり自分にできる限りの努力もして演奏曲に磨きをかけますし、結果がどうであれ本番までの頑張りをすることでかなり自身の成長が促されるので、参加するだけでもとても有意義だと思っています。

自身で納得のいく演奏ができて、さらに評価も伴って賞をいただければ、もちろんうれしいですし、何よりも自信が付きますよね。実際 私自身、超絶アガり症と大人からピアノを習い始めた初心者コンプレックスに抗って参加したコンクールで幸いにも2年連続で決勝まで進み賞をいただくことができて、嬉しったです。

そしてコンクールに参加して得られるものは賞だけではないな、とも今、改めて感じています。

実際にコンクールに応募してみて、私自身、自分を褒めてあげたいことに「応募する勇気を持てたこと」、「良い演奏をするために精一杯努力をできたこと」があります。どちらもとても小さなこと、当たり前のことかもしれないのですが、考えてみると「評価に晒される場に出る勇気」、「がむしゃらな努力」って大人になると結構避けがちでなかなかできないことなのではないでしょうか。
「努力したのに負ける」のって、大人にとってはキツい精神体験ですよね。

そして、コンクールの結果という他者からの承認は自分にはコントロールできないブラックボックスですが、自身が勇気を持つこと・努力をすることは、完全に自分でコントロールできることです。コンクールの結果に関係なく自分を好きになれる「どう転んでも自分のためになる行動」なんですよね。

そしてとても緊張する自分ひとりの舞台を乗り越えること、また審査員の先生方からの講評をいただけることで、たとえその場の演奏で失敗、落選したとしても、その先に向けて多くの学びを得られるので、「全てが成功へのプロセス」と思えば、勇気を振り絞ってでも参加する価値が多いにありますね。

大袈裟かもしれませんがピアノコンクール出場は、ピアノ演奏だけでなくメンタルコントロール力や努力を継続できる力、挑戦する勇気、計画力、大事な場面で本気を出せる力、レジリエンスなど、さまざまな人間力の向上にも役立つ体験だなとも実感しました。大人になって自身の人間的成長を体感できるってとても幸せなことと思います。

全国大会銅賞をありがたく受け止め、今夜はお祝い気分で泡のお酒をいただきます!

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