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【人生のほんの1日】20230930 2023年9月の初見練習楽曲まとめ


2023年導入の朝練ルーティン、初見練習

2023年年明けから毎日のピアノ朝練に、見開き2ページ程度(3ページ以上の曲は数日に分けて読む)のボリュームの初見練習を加えました。始めてから9ヶ月経過し、毎日初見演奏するのが毎朝のルーティンに定着しています。

最近では、練習というよりは「憧れの曲に目を通すお楽しみタイム」になっていて毎朝の練習時間の中でも、どの曲も難しいけど夢や憧れに向かって楽しくチャレンジをするひとときになっています。

初見練習を始める導入に使った参考書を下記の記事でも紹介しています。

初見練習をごく簡単なレベルからはじめたいけれど、何からはじめたらよいか分からない方には、私が最初に取り組んでとてもよいなと思った下記の本をオススメします。

とても簡単な曲から始まりますが、古典から現代曲まで幅広いジャンルを網羅し、弾いていて大人の感性でも美しいと思える曲が選ばれていて、まず、弾いていて楽しいので最後まで続けやすいです。

最後にはサン・サーンスの「白鳥」の伴奏まで行けるので、短期間で学習できる教材としてとても優れていると思います。

私が初見練習をはじめて、毎日新規の楽譜を読むことで譜読みも少しずつ速くなっていると思いますし、譜読みに対する体力がつくというか、抵抗なく新曲にも取り組めるようになりました。

また、買ったけど手をつけていない楽譜にとてもたくさん目を通すことができて、楽譜という資産を眠らせずに運用できていいこと尽くめと思います。

では私が2023年9月に初見した楽曲をまとめてみますね。
※初見をする練習なので、技術的に弾けてるかどうかは重視していません。

実は私は、40代から初心者でピアノを習い始めたこともあり、ピアノ特有の2段譜の譜読みがとても苦手です😅 なので新曲の導入に長い期間がかかり、それがストレスでもありコンプレックスでもありました。

自分が好きな曲の初見譜読みを毎日の練習を取り入れることで、好きな曲を弾きながら譜読みが激遅というコンプレックスも克服でき、私にとってはとても良い問題解決法と思っています。

2023年9月は、ドビュッシーの「映像」やスクリャービンのソナタなど、相当譜読みが難しいレベルの憧れ楽曲を多く取り上げました。

今月は、急遽決まった手術入院や、植栽デザイン案件の重要なプレゼン資料作り、連日の打ち合わせなどで結構気が休まらない忙しさが続き、かつピアノコンクールの新曲譜読みや準備などもあり、とても慌ただしかった割には、家にいられる日は毎日初見もやり通し、我ながらよく頑張ったなと思います。

【ショパン ノクターン op.9-1、9-2】

ショパンといえばコレ的な超・有名曲ですが、私、なにげにこの曲譜読みさえもしたことなかったので、いい機会なので読んでみました。


【モンポウ 「モンジュイックの橋」】

とても素敵な曲! 7ページの曲で2日かけて読みました。

【ドビュッシー 「夢」】

ドビュッシーのピアノ曲の中でも有名で人気の高い曲ですが、なにげに譜読みさえもしたことがなかったので、5ページの曲の曲を2日で読みました。

ドビュッシーの曲の中ではかなり譜読みしやすいしとてもキレイな曲なので、いい気分で弾けました😊

【ドビュッシー 映像 第2集 「葉ずえを渡る風」、「そして月は廃寺に落ちる」、「黄金の魚」】


ついに! 私の憧れ中の憧れ曲「映像 第2集」も、曲に触れないことには永遠に弾けるようにならないので、たいへん恐る恐るですが、読んでみました。

映像 第2集は全編3段譜で書かれていて、譜読みが難解なのは覚悟していましたが、案の定というか全3曲とも、終始3声部以上の多声部が同時進行する作りで、めっちゃ濃密で難しかったです😅

各曲3日ずつくらいの割り振りでなんとか全曲読みました。ただ読むだけでもとても難しい曲集で、いやはや、勉強になりました!

ドビュッシーの楽譜は、原典版だと、どの指で弾くべきかとても迷ってさらに何回になるので、今回は運指やペダルが詳しく記載されていて読みやすい中井正子さん校訂の実用版を使いました。

【スクリャービン ピアノソナタ第2番】

これまた憧れの楽曲のひとつですが、ほんっとに譜読みしにくかったです。
4日かけて9ページある第1楽章を読みました。近い将来、レッスンに乗せて手がけたいです。

【ドビュッシー 映像 第1集 「水の反映」】

今月は第2集をすべて目通しできたので、勢いで第1集もやってみることにしてみました。9月30日の時点では不動の人気曲「水の反映」の4ページめまでを読みました。

第2集の3段譜の読みにくさから比べれば、第1集の方が幾分読みやすく感じられましたが、それでも私には相当難しいことには変わりありません😅

ドビュッシーの楽譜は、原典版だと、どの指で弾くべきかとても迷ってさらに何回になるので、今回は運指やペダルが詳しく記載されていて読みやすい中井正子さん校訂の実用版を使いました。


そんなこんなで、今月は難しい大曲の比率高めで9曲読めました。
曲数でいうと少なめでしたが、内容的にはめっちゃ難しくて濃かったですね。
私的にはドビュッシーの映像第2集を読み切れたのは快挙で、難解な楽譜の「キツい譜読みに耐える」耐力と精神力をかなり伸ばせたと思います。

1日に2〜3ページ程度でも、毎日続けるとすごい量の蓄積になりますね。
ドビュッシーの映像やスクリャービンのソナタは1日2ページでも虫の息になるくらい超絶読みにくかったりもしますし、手術入院をしたりコンクールの予選があったり、仕事も激・忙しかった割にはなかなか好成績だったと思います。

スクリャービンのソナタなど、レッスンに乗せて完成させるとなると異常にハードルが高い曲というか、レッスンに乗せることを考えもしないような難曲ですが、弾けても弾けなくてもいいから目通しするという目的の初見練習であれば、幾分は軽めな気分で取り組むことができるので、いろんな曲に臆せず触れるという面でいうと初見練習はとてもいいなと思います。

またピアノ愛好家あるあるの「買ったけど弾いていない楽譜がたくさんある問題」が解消できるので、私的にば精神的にも喜ばしく、毎日ちょっとずつ初見してみるのは結構いい習慣だなと思っています😊

引き続き、楽しくがんばります!

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