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【人生のほんの1日】20230920 手術の結果を聞きに行ったりなど

今月のはじめに人生初めての手術入院をしたことを以前の記事で書きました。

で、今日はその手術の結果を聞きに医院を再訪しました。
経緯を説明いたしますと、コロナ禍でなかなか行けなかった胃と腸の内視鏡検診を数年ぶりに受けたところ、前回の検診で経過観察扱いになっていた大腸のポリープが少し大きくなっていることが分かり、医師から「心配するほどの感じではないですが、以前よりも大きくなっているので、この際取っておきましょうか」とのアドバイスもあり、市内の内視鏡外科のクリニックに紹介状を書いていただき、最速の日程で手術を受けた次第です。

私は祖父と父を消化器系のがんで亡くしているので、消化器の検診はレントゲンや便潜血ではなく、内視鏡で精密な検診を受けることにしています。
今回のポリープも内視鏡でなければ見つけられなかっただろうとのことでした。
やはり早期発見早期治療には定期的かつ精密な検査が一番ですね。

内視鏡による大腸ポリープ手術、私の場合は特に痛みもなく、体内の傷口も最小限で済み、不安なく受けることができました。カメラに拡大されて写るポリープを見たときは、正直結構ビビりましたが、めっちゃ拡大されて写っているだけで、実際に取れたポリープは小指の先ほどもない小ささでホッとしました。

そして、切除したポリープの組織検査の結果が出るまでは、小さいながらもがんの可能性は否定できないので、これまでは症状について詳しくは書けなかったのですが、今日ドキドキの結果を聞きましたところ、「良性の腺腫」とのことでようやくのひと安心😊

とはいえ医師によると、こういった腺腫を放っておくと最終的にがん化する可能性があるとのことなので、早いうちに取っておくのがよいですよ、とのことでした。

今回は人生初の手術&入院だったので、人生についていろいろ考えることもありましたが、検査を定期的に受けて予防・早期治療をしている人の方が、大病を見落とすことなく、結果としては人生の幸福度が上がるなと思いました。

精密検査、特に大腸内視鏡検査は「恥ずかしい」とか「痛そう」「怖い」とか、いろいろな点でハードルが高いようにも思うのですが、医師がいうには便潜血の検査だと進行がんになるまで発見できないことが多いそうです。

私の父も便検査では異常がなく、下血して病院に行ったらステージ4の大腸がんと判明し、大手術を受けてもそのまま徐々に病気に負けて亡くなってしまいました。

父の闘病生活の間(1年以上)は、家計を支える私も看病する母も死ぬような苦しみを味わいましたし、結局は本人もそのまま亡くなってしまうわけですから、手遅れの状態で大病が見つかるというのは、自分だけの問題ではなく周囲にも迷惑をかけるし、そして人生の中でもたいへん非生産的なことだと思うんですね。

より精密な検査を定期的に受けて自分の身体の状態を知り、「病気かもしれない」と怯えたり心配しないで生きることの方が、私的には幸せだなと思います。

というわけで、内心かかえていた心配もなくなりめでたしめでたし。


そして、昨日は仕事のゴタゴタで超絶精神消耗していたのですが、とっととフテ寝て深い睡眠を取ったのが良かったのか、起床した時点で気分も切り替えられて、昨日のムカつき源を排除した新体制で、早朝から集中して仕事を進めることができました。

いろいろ足を引っ張っていた原因を吹っ切れたので、仕事も快調に進み、一番大きなヤマ場を越えることができました。まだいくつかのヤマが残されていますが、まずは大きく前進してよかったです。


今日はピアノも頑張れました。

ウォーミングアップ

スケール ♭系全調
ツェルニー30番 17、19番

【初見練習 スクリャービン ピアノソナタ第2番】

今日は黄金の魚の11ページめからラストまで読みました。この曲は今年の初見練習した中でも最大級にややこしかったです😅

はい、私的にはたいへんややこしく読みにくい曲ですが、頑張って2〜3ページめを弾きました。

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーは、ゆっくりのメトロノームで間違えないように弾く練習。
ボレロも、毎日ほぼ同じですが、超ゆっくり楽譜ガン見で間違えないように弾く練習。


【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

テーマから第11変奏、32変奏を弾きました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

1〜3ページを弾きました。


以下、コンクール曲の練習。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

昨日はろくに練習できなかったので、今日は超集中して、自分の音をよく聴きながらディーププラクティスしました。


【コンクール用の新曲2曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」】

前出のスクリャービンをメインに、大人っぽく、多彩で、かつまとまりのあるプログラムにしたくて熟慮して新曲2曲を選びました。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

この曲は概ね暗譜70%くらいの進捗度でしょうか。
曲中で速度や拍子が変わる箇所があるので、今日はメトロノームに合わせてテンポ感や拍子感を確認しながら、細切れにして練習して。

ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

この曲はそろそろ暗譜を進めたく、楽譜一段ずつ楽譜を見て弾くのと楽譜を見ないで手を見ながら弾く練習を繰り返しました。
超ゆっくり通す練習もしました。
曲の造形も徐々に整ってきたように思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。この曲も概ね雰囲気や音色を捉えて演奏はできるようになりましたが、暗譜がまだまだな感じです。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

3番はまだ楽譜ナシで演奏するのは怖いですが、感情をこめた表現の方はかなり練れてきているかなと思います。

4番は中間部の6小節以外は暗譜ができて、なんだけどその6小節の中のたった4小節が私にはとても暗譜が難しく、暗譜の面ではそこで苦戦しています。

4番全体でいうと、やはりまだあまりスピードが上げられず、時間がかかってしまうのが問題で、規定の演奏時間内におさめるためにはさらなる習熟が必要です。

とはいえ、かつては「こんなに難しそうな曲ゼッタイに弾けない」と思っていた夢のまた夢のような曲なので、それがなんとなく手中に入ってきているというのは、私の人生における快挙だなと、改めて思いました。

地道な努力って実を結ぶものですね。


【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

SNSの同好会発表会で「グラナダの夕べ」を、10月末の舞台では「塔」を弾く予定で、2曲とも表現を重視しながら練習しました。

「グラナダの夕べ」は、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。



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