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【人生のほんの1日】20231130 2023年11月の初見練習楽曲まとめ


2023年導入の朝練ルーティン、初見練習

2023年年明けから毎日のピアノ朝練に、2〜3ページ程度(長い曲は数日に分けて読む)のボリュームの初見練習を加えました。始めてから11ヶ月経過し、2023年も残すところあとひと月。

特に意識しなくても息をするように初見演奏するのが毎朝のルーティンとして定着しました。

最近では、練習というよりは「憧れの曲に目を通すお楽しみタイム」になっていて毎朝の練習時間の中でも、どの曲も難しいけど夢や憧れに向かって楽しくチャレンジをするひとときになっています。

初見練習を始める導入に使った参考書を下記の記事でも紹介しています。

初見練習をごく簡単なレベルからはじめたいけれど、何からはじめたらよいか分からない方には、私が最初に取り組んでとてもよいなと思った下記の本をオススメします。

とても簡単な曲から始まりますが、古典から現代曲まで幅広いジャンルを網羅し、弾いていて大人の感性でも美しいと思える曲が選ばれていて、まず、弾いていて楽しいので最後まで続けやすいです。

最後にはサン・サーンスの「白鳥」の伴奏まで行けるので、短期間で初見演奏を学習できる教材としてとても優れていると思います。

私が初見練習をはじめて、毎日新規の楽譜を読むことで譜読みも少しずつ速くなっていると思いますし、譜読みに対する体力がつくというか、抵抗なく新曲にも取り組めるようになりました。

また、買ったけど手をつけていない楽譜にとてもたくさん目を通すことができて、楽譜という資産を眠らせずに運用できていいこと尽くめと思います。

では私が2023年11月に初見した楽曲をまとめてみますね。
※初見をする練習なので、技術的に弾けてるかどうかは重視していません。

実は私は、40代から初心者でピアノを習い始めたこともあり、ピアノ特有の2段譜の譜読みがとても苦手です😅 なので新曲の導入に長い期間がかかり、それがストレスでもありコンプレックスでもありました。

自分が好きな曲の初見譜読みを毎日の練習を取り入れることで、好きな曲を弾きながら譜読みが激遅というコンプレックスも少しずつでも克服でき、私にとってはとても良い問題解決法と思っています。

私の場合、弾きたい憧れが強すぎて楽譜だけはたくさん持っているので、初見練習の材料に事欠くことはたぶん一生ありません😅

2023年11月は、スクリャービンのエチュードやラフマニノフ「楽興の時 第1番」など、相当譜読みが難しいレベルの憧れ楽曲を多く取り上げました。

今月も、植栽案件の結構プレッシャーのかかるプレゼンに向けての思考作業やピアノコンクール2次本選の動画収録などで結構、意思決定疲労や緊張感を伴う日々が続いた割には、家にいられる日は毎日初見もやり通し、我ながらよく頑張ったなと思います。

【スクリャービン エチュード op.8-7】

無謀な挑戦シリーズ😅 譜読みからしてたいへん難しいスクリャービンのエチュード op.8から。スクリャービンのエチュードは憧れ曲がいくつかあり、何年かかかるかもしれませんが、少しずつ手がけてみたいと思っています。


【スコリク 「メロディ」】

ウクライナの作曲家 ミロスラフ•スコリク(Myroslav Skoryk)による、とてもエモーショナルで素敵な曲です。



【ショパン ワルツ op.69-2】


最近、初見練習の楽曲が難曲続きだったので、もう少し優しめの曲にしてみました。ショパンのワルツの中でも好きなもののひとつです。


【スクリャービン エチュード op.8-5】

たいへん難しい曲なのですが、とても美しくて、最近「ぜひ弾いてみたいなー」と思っている曲です。
4ページの曲ですが最初からラストまで読みました。



【プロコフィエフ サルカズム 第2、3番 op.17-2,3】

第3番は2年ほど前に一度手がけていて、当時はあまり上手く仕上がらなかったので初見ではないのですが、今後のレパートリーに向けてサルカズム 全5曲を手がけたいなと思い、再見しました。

第3番は2段譜の上下段が違う調で書かれていてたいへん譜読みも難しいですし、脳の認知機能的にもとても弾きにくいのですが、前回手がけた時よりは今の自分の方が上手になっていると思うので、より良く仕上げれられるように頑張りたいと思います。


【バッハ ジロティ編 管弦楽組曲第3番ニ長調より エア(G線上のアリア)】
私が所有している楽譜の中でも最も高かったもののひとつです😅
アレクサンダー・ジロティによる、バッハやリスト、ラフマニノフなど50曲以上のトランスクリプションや校訂・アレンジ集ですが、まだ見開き2ページのJSバッハ 鍵盤小品集より プレリュード ロ短調BWV855a しか弾いていませんでした。
宝の持ち腐れでたいへん勿体ないので、ちょいちょい弾いてみることにしました。
今日はかの有名な「G線上のアリア」を。


【ラフマニノフ 楽興の時 第1番】

今練習している3、4番が仕上がったら、次に1番を手がけてみたいと思っていて、事前に目通しも兼ねて読んでみました。


【ブラームス 3つの間奏曲 op.117】

後期ブラームスの楽曲、特にこのop.117の3曲は憧れの曲でもあるので、目通しを始めました。
たいへんデリケート&緻密に内声部も作曲されている楽曲で、私的には聴いた感じよりもはるかに難しく感じました。
舞台に乗せるレベルに仕上げるとなるとかなり大変そうとも思いましたが、近い将来的に手がけたいですね😊


【ヴィヴァルディ バッハ編 協奏曲ト短調 BWV975 nach RV316 第2楽章 ラルゴ】


【ショパン 前奏曲 ロ短調 op.28-6】


【ショパン エチュード ハ短調 op.10-12 「革命」、ショパン ワルツ 第14番 ホ短調 遺作】

「革命」は一昨年レッスンに乗せたことがあり初見ではないのですが、それ以来ずっと弾いていないので、ほぼ「はじめまして」に近い状態と思い、まだかすかにでも記憶にあるうちに読み直しました。正直、ほぼ初見状態でした😅

遺作のワルツも4~5年前くらいにレッスンに乗せたいなと思って全音の楽譜で読んだことはあるのですが、この曲はもう完全に楽譜忘却していて「曲は知っているけど、完全に初見」な感じで読みました。


【バッハ シンフォニア 5番 BWV 791】

いつも私の次にレッスンを受けている生徒さんが弾いていて興味を持ち、弾いてみました。
耳で聴いているだけよりも、楽譜を見て実際に弾いてみるとどういう曲かよく分かりますね。

【「ニーア ゲシュタルト&レプリカント オフィシャルスコアブック」より 「オバアチャン」】


【「ニーア ゲシュタルト&レプリカント オフィシャルスコアブック」より 「エミール var. piano」】

初見練習のために弾いてみましたが、このアレンジは個人的にはあまり好きな感じではありませんでした。
エミールは別の曲集「ピアノコレクションズ ニーアゲシュタルト&レプリカント 」版のアレンジが鉄板と思います。


【スカルラッティ ソナタ K.9 K.10】


【バッハ フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV 812 アルマンド】


そんなこんなで、今月は難曲多めで21曲読めました。
内容的にめっちゃ難しくて濃かったですね。

1日に2〜3ページ程度でも、毎日続けるとすごい量の蓄積になりますね。
スクリャービンやプロコフィエフの楽曲は1日2ページでも虫の息になるくらい超絶読みにくかったりもしますし、ピアノの本番もあったり、仕事も激・忙しかった割にはなかなか好成績だったと思います。

スクリャービンエチュードなど、レッスンに乗せて完成させるとなると異常にハードルが高い曲というか、レッスンに乗せることを考えもしないような難曲ですが、弾けても弾けなくてもいいから目通しするという目的の初見練習であれば、幾分は軽めな気分で取り組むことができるので、いろんな曲に臆せず触れるという面でいうと初見練習はとてもいいなと思います。

またピアノ愛好家あるあるの「買ったけど弾いていない楽譜がたくさんある問題」が解消できるので、私的にば精神的にも喜ばしく、毎日ちょっとずつ初見してみるのは結構いい習慣だなと思っています😊

引き続き、楽しくがんばります!

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