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【人生のほんの1日】20240229 2024年2月の初見練習楽曲まとめ



ピアノ朝練ルーティン、初見練習

2023年初から毎日のピアノ朝練に、2〜3ページ程度(長い曲は数日に分けて読む)のボリュームの楽曲の初見練習を加えました。
2024年も2月、毎日の初見練習も1年以上継続しております。

2023年は1年で、かなり難しい曲や大曲も含めて250曲以上の曲に目を通すことができました(弾けたという意味ではない😅)。

ガッツリ弾くのではなく初見するだけと負荷を軽くすることで、買っただけで楽譜を開いたこともなかったような憧れの難曲にも向かい合うことができたのはとても良かったと思います。

毎日の初見練習といっても、それほど自分に義務を課しているような精神的なキツさはなく、特に意識しなくても息をするように初見演奏するのが毎朝のルーティンとして定着しました。

最近では、練習というよりは「憧れの曲に目を通すお楽しみタイム」になっていて毎朝の練習時間の中でも、どの曲も難しいけど夢や憧れに向かって楽しくチャレンジをするひとときになっています。

初見練習をごく簡単なレベルからはじめたいけれど、何からはじめたらよいか分からない方には、私が最初に取り組んでとてもよいなと思った下記の本をオススメします。

とても簡単な曲から始まりますが、古典から現代曲まで幅広いジャンルを網羅し、弾いていて大人の感性でも美しいと思える曲が選ばれていて、まず、弾いていて楽しいので最後まで続けやすいです。

最後にはサン・サーンスの「白鳥」の伴奏まで行けるので、短期間で初見演奏を学習できる教材としてとても優れていると思います。

私が初見練習をはじめて、毎日新規の楽譜を読むことで譜読みも少しずつ速くなっていると思いますし、譜読みに対する体力がつくというか、抵抗なく新曲にも取り組めるようになりました。

また、買ったけど手をつけていない楽譜にとてもたくさん目を通すことができて、楽譜という資産を眠らせずに運用できていいこと尽くめと思います。

では私が2024年2月に初見した楽曲をまとめてみますね。
※初見をする練習なので、技術的に弾けてるかどうかは重視していません。

実は私は、40代から初心者でピアノを習い始めたこともあり、ピアノ特有の2段譜の譜読みがとても苦手です😅 なので新曲の導入に長い期間がかかり、それがストレスでもありコンプレックスでもありました。

自分が好きな曲の初見譜読みを毎日の練習を取り入れることで、好きな曲を弾きながら譜読みが激遅というコンプレックスも少しずつでも克服でき、私にとってはとても良い問題解決法と思っています。

私の場合、弾きたい憧れが強すぎて楽譜だけはたくさん持っているので、初見練習の材料に事欠くことはたぶん一生ありません😅

今月は、精神性の暗い人間関係(短期の仕事だから我慢するけど)で精神が滅入りつつも、一方で明るくクリエイティブな方と前向きに取り組める新規の設計案件やオンラインサロンの講師の仕事などもあり、気分の明暗差が大きすぎて精神の状況が安定せず、その影響が初見練習にも現れている気がしますが、それでも朝のルーティンとして頑張れたと思います。

公私ともども付き合う人選びの重要性を痛感する今日このごろです。

【バッハ=ケンプ編 「シチリアーノ」BWV1031】

これまで何回か読んだことがありますが、聴いた感じ以上に私にはとても難しく感じる曲で、久しぶり再見してみました。
数年前に読んだ時よりは私の読譜力もアップしたようで自分比ではより楽に読めました。

【今日の初見練習覚え書き バッハ=ケンプ編 「あなたの道をお選びなさい」 BWV727】

バッハ=ケンプ編曲版の上リンクの全音版は名曲揃いでとても良いですね。
同じ曲でもブゾーニ版とはかなり記譜も弾き方も異なる箇所が多いです。


【メンデルスゾーン 無言歌集 op19 (6曲)】


【メンデルスゾーン 無言歌集 op.30 (6曲)】

メンデルスゾーンはこれまで弾いたことがなく、先月末頃から無言歌集を最初から初見で読んでいます。
音源を聴かないで初見をいたしまして、後からピアニストの音源を聴くと、全く同じ曲に聴こえなくて驚愕の毎日です😅

【坂本龍一 「lorenz and watson」】


【Ludovico Einaudi - "Elegy for the Arctic"】


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-2 ブレリア】

新曲として練習開始で、休日の時間を割いて最後まで読みました。

【メンデルスゾーン 無言歌op.38(全6曲)】


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-5 タンゴ】

次の新曲で2番のブレリアと5番のタンゴをレッスンに乗せたいので、初見ですが、レッスンに乗せる譜読みの感じで、2ページずつ3日かけて読みました。


【ラフマニノフ 楽興の時 第1番】

3、4番の次にこの曲をレッスンに乗せたいと思い、譜読みもかねて1日数ページずつ何日かに分けて弾きました。

【フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」より前奏曲とフーガ(バウアー編)】

※上のリンクの楽譜は私が手掛けているバウアー版と異なるペアン版です。この曲の楽譜としてはペアン版の方が手に入りやすく、私の印象としてはペアン版の方がかなり譜読みもしやすく弾きやすいです。

今年のチャレンジ曲なのですが、他に手がけている曲が多く譜読みもできていなかったため、初見練習もかねて前奏曲とフーガを読みました。

【ショパン ノクターン 第13番 op.48-1】

いつ仕上がるか分からないバラード2番の次にやりたいと思っている曲。
生きている間に弾けるようになりたい憧れ曲のひとつです。


そんなこんなで、メンデルスゾーンの無言歌集を中心に30曲読めました。
メンデルスゾーン、いままでほとんど弾いたことがなかったので、作曲家自体に慣れる意味も含めてたくさん弾いてみました(結果、好きかどうかは別にして😅)。
それ以外はこれからレッスンに乗せたいフランク、ラフマニノフ、パスカル・ヒメノ、ショパンの難易度高い曲や大曲を数日かけて読み、まずは譜読み前の「楽曲 に親しむ作業」をしました



【太田敦雄の著作、掲載誌の紹介】

私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。


私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。


私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。


noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨


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