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つれづれ弓道:教えていただいたこと

師の教えはずっと

高校時代、教士という称号をもった先生にコーチしていただいていた。簡単にいうとすごい先生だということだ。
高校生でそのような先生に指導されたのはとても幸運だと今では思う。
高校の部活はやはり試合に勝つことが目的で、そのためには射技や体配を犠牲にすることがあるのだけど、先生に見ていただいていたせいか、かなりちゃんとした学校だったと思う。
とにかく的に当てることだけを突き詰めて、試合に勝つのが良いと当時は思わないこともなかったけど、今となっては非常に良かった。
基礎を学ぶ時から教えてもらっているとやはり身への入り方が違うような気がする。これは弓道に限らず何にでも言えることかも。

私は高校卒業後、しばらく弓道から遠のいていてしばらくしてから再開した。その時に当時の先生に「あなたを見ていると良い指導者に稽古してもらっていたというのがとてもよくわかる。」と言われたことがあった。

これは自分が誉められたわけではないのに何故かとても嬉しかったのをよく覚えている。
自分にも誰かにそういう指導ができるようになるだろうか。
でも、できればそういう風に言われる指導者を目指していきたいと思ったのをこれまたよく覚えている。

おわり

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