見出し画像

会社選びは乗り物選びという話。

前回のnoteが500人以上に読まれていて、喜んでるえーせいです笑


お陰様でいろんな人から相談が来て、本来僕がしたいと思っている「人の可能性の幅を広げる」ということに少しずつ近づけている気がします。

そんな中でも特に多い質問が「就職する会社ってどう選べばいいの?」という質問です。

実は僕もここ2~3ヶ月前まで同じ悩みを抱えていました。
ただ、今は僕なりに答えが出たので今日はそれについて話し、明日から出来る具体的なアクションまで話せたらなと思っています。

会社選びは乗り物選び

先述した通り、僕も2~3ヶ月前は同じ悩みを持っておりファーストキャリアをどこにするかとても迷っていました。

情報のある大手に行って仕組みを学ぶのか、それともあえてベンチャーやスタートアップに行って成長をとるか。

そんな中、たまたま先輩と行った会食でとある経営者と出会い、先輩はその経営者と知り合いで、僕の悩みを話してくれました。

その時、経営者に言われたのが

「会社選びは乗り物選びだよ。君はどこに行きたいの?」

その時僕は理解できず、答えることができませんでした。
ただ、経営者は続けて僕に投げかけました。

まずは目的地を決めろ

「じゃあ、君は今からどこでも旅行に行けるならどこに行きたい?」

「そうですね、イタリアとかですかね。」

「じゃあ、何に乗らないといけない?」

「飛行機ですね」

「だよね、それと会社選びは一緒。今後君がどこに行きたいかによって選ぶ乗り物が変わるんだよ」

「今の就活生は、乗り物にこだわりすぎてる。キラキラしたベンツやフェラーリ、新幹線などに乗りたがってるけど、それじゃあいつまでたってもイタリアにはいけない。でも一度乗ったらなかなかおりられない。降りるのは怖いし、今いる所がどこだかわからないから。だから急に、自分がどこに向かってるかわからなくなって病んでしまうんだよ。」

「確かに、なるほど」

「だから、まずは目的地を決めないと何も始まらない。逆に目的地さえ決まってしまったらそこに行ける乗り物を選べばいいんだよ」

目的地の決め方

「確かにそうですね。ただ、今僕が行きたいところがまだ明確になっていなくて、とりあえず目の前にある乗り物に乗っていれば何か見えるんじゃないかと思っているんですけど。」

「確かに、視野は広がると思う。ただ僕は1日で目的地が見つかったよ。」

「え、それはどうやって見つけたんですか?」

「それは簡単。まず、ノートを買ってきてそこに1~100までの数字を書く。そして将来何がしたいか、どんな風になっていたいか100個書き出すんだよ。100個はなんでもいい。どれくらいの年収が欲しいか、どんな人と結婚したいか、どんな働き方をして、どんな風にこの世を去りたいか。それを100個書き出したら自ずと目的地が見えてくるよ。」

苦しんだ100個

それを聞いて、次の日に100個書き出す事にチャレンジしました。

最初は順調に20個くらい書き出しました。

ただ、そこから全然出てこない…

自分の中では自己分析が出来てる方だと思ったんですが、途中から全然出てこなくなりました。

そこから、考えるプロセスを変えました。

最初の方って意外と抽象度の高い、願望が出てきました。

例えば
・影響力の持った存在になりたい
・自分で事業を起こしたい
・結婚して子供が欲しい

これをどんどん「Why」を使って深掘りしていきました。

なぜ、影響力を持った存在になりたいのか
→人の可能性の幅を広げることの存在になりたいから

人の可能性を広げる存在ってどんな人なのか?
→人、モノ、情報を繋げて今まで無かった選択肢を与えることのできる人

人、モノ、情報を繋げることのできる人ってどんな人なのか
→人、モノ、情報を他の人よりも多く持っている人

人、モノ、情報を多く持つにはどうすればいいか
→人、モノ、情報に多く触れること

人、モノ、情報に多く触れるにはどうすればいいか
→コミュニティに所属したり、インプットする時間が必要

インプットの為に、時間を使える働き方をしないといけない
→自分の好きな時間に働ける仕事に就く

これは簡単な一例ですが、抽象度の高い事柄から、「Why」を繰り返すことで段々と具体的になっていきます。

これを一つずつカウントしていくと、なんとか100個になりました。

なのでコツとしては、どんな粒度でもいいからとりあえず出す。

これに尽きるかなと思います。

また、これは100個書き出すことが、肝なのかなと感じました。

100個書き出すことで、今まで自分でも見えてこなかったものが見えたり、潜在的に思っていたことが出てくるからです。

自己決定であれば正解にできる

そして僕もなんとか100個書き終わった時、自ずと目的地が見えてきました。

・こんな人と結婚したいのか
・子供は2人以上欲しいのか
・その為には年収このくらい必要なのか
・こんな働き方がしたいのか

そこから、目的地に行ける乗り物を探せばいいのです。

そして気づいたことがあります。

それは、僕の中で「本当はこうしたい」「こうやって生きたい」と思っていたのにも関わらず、周りの目や評価に流されて違う選択をしようとしていたこと。

多分、皆さんの中にも「本当はこうしたい」「こうやって生きたい」というのがあると思います。
ただ、その選択が正しいのかわからないし、判断基準がないので自信を持って踏み出すことができないんではないでしょうか。

僕はこの100個を悩みながら書き出すことで、自分の中で判断基準ができ、自分の意思で自分の進む道を選ぶことが出来ました。

その道は、例えどれだけ辛くてもしんどくても「こうなりたい」という自分があれば乗り越えれるではないかと思っています。

なので自己決定であれば、例えどんな道を選んでも成功にできるはずです。

僕はそう感じました。

最後に

今回も就活生のくせに生意気なこと言ってすみませんでした。
ただ、僕の中でとても響いた言葉だったので発信させてもらいました。

今回は、初めての試みで対話形式で書いてみました。
なので、最後にまとめとして要点だけおさらいさせていただきます。

・会社選びは乗り物選び
・まずは目的地を決める
・目的地を決めるために将来「なりたい」「やりたい」を100個書き出す
・「Why」を使って、粒度はバラバラでいいので100個無理やりでも出す
・目的地に向かうことのできる乗り物を探す

このnoteが少しでも皆さんの乗り物選びに役立てれば光栄です。