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「人見知りなんて嘘でしょ」って言わないで

「あなたが人見知りなんて嘘でしょ」とよく言われる。

たしかに私は毎日たくさんの人に会うし、話すし、交友関係は広いほうだと思う。人と打ち解けるのは早いほうだとも思う。

でも、自信をもって「人見知り」だと思ってる。自信をもつのもおかしな話だけど。

だって高校を卒業するまでは、ひとりでマクドナルドも行けなかった。あの、カウンターへ行ったらすぐ「ご注文はお決まりですか?店内でお召し上がりですか?」とか聞かれるのがこわい。決まってるわけがない。店内で食べるかくらいは決まってるけどさ。でも、メニュー、まだ見てないもの。

マクドナルドは行けるようになったけど、いまだに回転寿司は行けない。ぐるぐる回るバーを超えて、職人さんに注文をするのが苦手なんです。注文を決める時間をもらってから、「ご注文はお決まりですか?」と聞いてもらえたら答えられるのに。

いろいろ書いたけど、私の人見知りパターンは、それ以上に、知らない人が大勢いる中で人に声をかけるのが苦手なタイプだ。

ただ、ここまでは単純に、特定の環境で初めましての人と交流するのが苦手という、わりとストレートな「人見知り」だと思っている。

「人見知り」には、もっと違うパターンもある。

たとえば、知らない人にほどたくさん話をしてしまうパターンだ。これ、周りに結構多い。気心を知れた相手ほどわざわざ多くを話さなくなり、お互いのタイミングで適当に話す。

そういった人たちは、要は、「間ができるのがこわい」らしい。たしかにそれはわかる。気心知れていれば、間だろうが話さない時間があろうが結構適当に過ごせるっていうのはある。

純粋に知らない人と話すのが苦手なのも、間がこわいからっていうのは共通してると思う。自分がうまく話せないことで、相手に変に思われるとか、それを想像する時間がこわいのだ。少なくとも私はそう。

つまり、整理すると、人見知りには2パターンある。

初対面の人と、めっちゃ話してしまうパターンと、ぜんぜん話せないパターンだ。どちらも、相手に目の前で自分の印象を考え巡らせられるのがこわいのだと思う。違う人もいるのかな。

「自分は人見知りだよ」っていう人、なぜ「人見知り」なのか、どんな「人見知り」なのか、教えてくださいね。


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