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今日は「視点を変える」
というお話です。

私は毎月、日本を旅しながら

その土地の伝統工芸の研究をしています。

例えば、盛岡の「岩鋳」という会社は

南部鉄器で有名ですが
今では売り上げの50%以上が海外というほど

輸出ビジネスで成果を出しています。

昭和30~40年頃から
アルミや色んな素材がでてきて、
鉄はおされてきたのがきっかけで
海外に目を向けたことがハジマリです。

しかし、海外出店しても黒い地味な鉄器は

売れず、なかずとばず。

何故人気が出ないのだろう・・・

と苦戦していた中

転機は20年前。

きっかけは、フランスの紅茶専門店から
急須を黒ではなく
もっとカラフルなフランス人好みの色で
作って欲しいと言われたこと。 ただし、色をつけるということは
単純な作業ではない。

季節や温度の違いによって色のノリが違い、
少しでも気を抜くと同じ青でも
求められている青と異なる色に
なってしまう。 一生懸命に作ったのものが、
果たしてこんなカラフルな色で
売れるのだろうかという不安の中でスタート。 結果・・・・
口コミで評判が広がり、
今では岩鋳が急須や南部鉄器の
代名詞になっている。価格は海外では日本の倍になっている。

うまくいかなかった壁を
視点を変えて
挑戦したからこそ
今の「岩鋳」がある。

うまく行っている人や
うまく行っている企業の
今にしか目を向けないと


うまくいっている部分にしか
華やかな部分にしか
写らないけれども


本当はその見えない部分に
努力や苦悩が隠れていて

それを乗り越えられたからこそ
手にできたものがたくさんあるんですよね。

私事ですが
昨日から
東京に1人ホテルステイしてます。

仲間と久々に再会し
これからのビジネス戦略を
話しています。


起業家仲間。

お店を作ったからこそ出逢えた仲間ですが
みんな、1人の事業主として

悩みながら

苦しみながら

楽しみながら

コツコツと積み上げてきたんだなぁと
しみじみ感じた1日でした。

我慢と感動。
人生を変えるのは一瞬の我慢だ。
1人でも多くの人に
夢とチャンスが届きますように。

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