「美味しい」空間
「これ、美味しいね」と言ったその一言に、心を動かされてしまった。
何気ない言葉で、今までの気持ちがひっくり返ることがある。
ホテルのレストランで働いていた。カジュアルなバーで働いていた。
どうしてもテーブルの上のいろいろが、どうしても気になってしまう。
それは用意された空間だけでなく、食事に付き合ってくれる相手の所作も含めて。
あまりにも自然に接してくれると、所作そのものも気にならなくなってしまう。魅力的で、細かなことなんてどうでもよくなる。
でも、心地良い空間を共にできる人は、所作が綺麗なんだよね。
ニワトリか、タマゴか。みたいなところもあるけれど。
そんなことも吹っ飛ばして「好き」っていう気持ちに支えられているんだろうな。
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