イベントのお知らせです。

　新刊の『パクチーとアジア飯』（中央公論新社）の刊行を記念して下北沢B&Bでイベントに登壇します。http://bookandbeer.com/event/20180915_b/

　対談のお相手は、なんとこのnoteがきっかけなんです。食のトレンドを社会背景から鋭く分析して記事を書いておられるフードプランナーの渥美まいこさんがお相手です。

　B&Bでイベントに登壇したのは、2014年から。でも毎回、対談相手の方を探すのは苦労してきました。グルメ分野にくわしい方、レシピにくわしい方など、食にくわしい方はたくさんいらっしゃるのですが、私みたいに、社会や歴史から食を分析する方、といえば学者さんばかり。すごく親しい学者さんでなければ、なかなかイベントにとお誘いするのも難しい。

　お世話になってきた編集者の方など、いろいろお相手をお願いしてきましたが、今回はついに、同じように、食と社会との関係を考えつつ、でも、違う視点をもっていらっしゃる方にお会いできるのです。

　アジア飯とは、日本ではやって定着したアジアの料理のことで、本では東南アジアのタイ、ベトナム、南アジアのインド、東アジアの中国を代表としてその料理と歴史を分析しました。そして今の日本についても書いています。アジア飯の定着に努力した日本人やアジア人の方々。おいしい食べものの話、『Hanako』や『dancyu』などの雑誌、小説や映画。たくさんの話が出てくるこの本がどう出来上がったのかを語り、この本がどう見えたのかを語っていただく予定です。

　よろしければいらしてください。