【企画趣旨】

ブレヒトを通じて、演劇と社会について考える。
これまでKAIKAで、大石達起氏（IN SITU）が、「戯曲を味わう〜大石Dの勉強会」を実施してきました。毎回テーマを変えながら、戯曲に書かれている歴史や、文化、作者の背景などについて知る事で、戯曲をもっと楽しく読む（味わう）ことを目指した勉強会です。KAIKA及びオンラインで開催しています。

かつてこの勉強会でブレヒトを味わった時、参加者同士で、現在私たちが目にする劇団の作風や社会との関わり方についての話が盛り上がりました。（あの劇団の作風は「叙事的演劇」なのだろうか？とか、社会との関わりで言えば、こういうのが「異化効果」に当たるのではないか？など。）

劇団衛星では以前、『ブレヒトだよ！』という作品を上演したことがありました。（2008年初演。2010年にKAIKAオープン記念公演として再演。）
それは、ブレヒトを下書きにした作品などでは全くなかった（実はブレヒトを読んだこともなかった）のですが、劇団員が銀行にお金を借りに行く、実体験に基づいた物語は、それを観た人から、「ブレヒトとの共通点があった」「皮肉にもタイトルに強い説得力を感じた」との感想をいただくことになりました。

2023年春、関西で、ブレヒト作品の上演が続いています。（2月　ピッコロ劇団『三文オペラ』、3月　清流劇場『セチュアンの善人』など）

今回、この流行りに乗じて、改めてブレヒトを取り上げて、演劇と社会について考えたい、と思います。通常の、大石くん主催の勉強会開催ではなく、植村が「大石Dの勉強会」の枠組みを乗っ取って行う企画です。

企画：植村純子

【企画概要】

日時：2023年4月24日（月）19:00〜21:00
場所：KAIKA　＆　オンライン配信　（ハイブリット開催）
　　　※KAIKA会場参加は定員15人
参加費：1,000円（会場参加・オンライン視聴とも）

内容：
◎前半：ブレヒト概論
これまで「戯曲を味わう〜大石Dの勉強会」を主催してきた大石Dによる、ブレヒト解説。難しい知識ではなく、あまり馴染みのない人にもわかりやすく、ブレヒトについて、その作風や、作品が書かれた歴史や背景などを紹介します。
講師：大石達起（IN SITU）

◎後半：「演劇と社会」について ーブレヒトと劇団衛星と東京デスロック
今年上演された公演について、劇団衛星の作品（活動）と植村が ”演劇だなあ”と感じる作品について、そしてそこから、「演劇とは？」「演劇と社会の関わりについて」を考えます。
喋る人：植村純子（劇団衛星）
一緒に喋ってもらう人：大石達起（IN SITU）、西田悠哉（劇団不労社）、他

【申込／問合】

チケット申込
KAIKA's storeで販売　https://kaikastores.stores.jp

問合せ：TEL 075-344-8970　MAIL acs_kaika@ftas.info
主催：一般社団法人フリンジシアターアソシエーション、合同会社いった
京都府文化力チャレンジ補助事業（予定）

●会場参加の方へご来場時の注意事項

・体調不良の際は、ご来場をご遠慮ください。（ご連絡いただければ、配信視聴へ振替の対応をさせていただきます。）
・ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。
・KAIKAには、駐車場駐輪場はございません。公共交通機関でのご来場をお願いします。
・配信映像にお姿が映る可能性があります。（映るとまずい事情がおありの方は、会場でスタッフにお声かけください。）