今回は幸せ空間、平日の休暇に訪れる幸せ空間（和食編）について記しました。静かに、穏やかに、シンプルに、そして丁寧に。

すっかり秋が深まってきた。お散歩orランニングが毎朝のマイルーティンだが、本当に涼しくなった。もはや長袖を着ないと少し肌寒いくらいだ。寒暖差激しい故、皆さまもご自愛くださいませ。

世界の国のお料理、それぞれ大好きだ。しかしなんと言っても和食が大好きだ。（とはいえ、和食以外も大好きではあるんだが。。。）

そこで、わたしが足繁く通っているお店たちをご紹介させて頂こうと思う。
第一弾は赤坂 帰燕 さん　https://www.akasaka-kien.com
帰燕さんのお考えも素晴らしく温かいのでぜひご挨拶のページもご覧になって頂きたい。

平日限定の日替わりランチだ。なんとも麗しいお料理の数々。今日の主役はこれだ！と、決めることは不可能だ。すべてが主役だ。もちろんお米も本当に美味しい。

帰燕さんの日替わりメニューは、お魚、お肉、お刺身、卵料理、小鉢、それぞれ日替わりだ。目の前にしたとき、こんなにも嬉しく有難いなあと思えるような和定食に出会えるなんて。作ってくださっている料理人の方々に大感謝である。日本人に生まれて良かった。大袈裟ではなく。

まず縞ホッケ塩焼きについて、お魚屋さんも大好きでよく伺うが、こちらのお魚が一番好きだ。本当に焼き加減も塩加減も絶妙で、さすがすぎる・・・の一言である。こんなにふっくらと焼き上げられるものなんだと感動する。

野菜と鶏のみぞれあんかけも、絶品だった。絶品以外の言葉が見つからない、語彙力がただただ足りない。お料理に甘みがあるのが少し苦手なのだが、帰燕さんは甘みで誤魔化していない。あんかけといえど、一切甘みに頼っていない。素材の味そのもので勝負されている。本当に心から凄いなあと思う。

茶碗蒸しなんて、毎日頂きたいのですが・・・と言いたくなるはずだ。笑

この日も全て大好物メニューだった。（もはやいつ伺っても毎度大好物ばかり）個人的に茄子が本当に好きだ。野菜の中でなら、茄子が好きくらいの生半可なスタンスではない。真剣に茄子という存在が本当に好きだ。前世で茄子と深い繋がりがあったのではないかというくらいだ。

冷やし茄子は、素揚げされており、その上から美味しい和風のソースがかけられていた。この時のカキフライも絶品だった。大きな大きな肉厚の牡蠣が衣を纏ってキラキラしており、なんだか幸せそうに見えた。そしてなんと言っても添えられていたエリンギのフライも美味しかった。卵料理も大好物だが、黒豚卵とじ、一口食べた瞬間、夢中になった。こんなに全てのお料理が美味しいと、なんだかもう言葉が発せられなくなる。いい意味のため息が出てしまう。

総じて帰燕さんのお料理はいつに伺ってもどんな時でも美味しい。間違いがない、もはや、毎度信じられないほどに美味しいので、どんどんハードルが上がっているくらいだ笑

帰燕さんのお料理は、どれもキラキラと嬉しそうに輝いている。美しく盛り付けてくださっているからということも勿論だが、それだけではない。

言語化するのはやや難しいが、それぞれの食材が大切に育てられ、大切に運ばれ、大切にお料理されている。そのみんなの優しさや温かさ、が見えるような気がする。
勿論その過程は視覚的に確認できないのだけれども、心で感じ取ることができる。そんなふうに思う。

ぜひ一度、幸せにどっぷりと浸られてみてはいかがだろうか。きっと召し上がった後に、なんだかホッと深いため息が出てしまうことだろう。

それでは、また。
今日も幸せなひとときをのんびりとお過ごしくださいませ。