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西府緑地に花壇が出現。一年草を植え付けました!【府中CG・四谷】

 府中市コミュニティガーデン講座(四谷)では、連続講座を通して、多摩川沿いにある西府緑地に、18人の受講生の皆さんと先生とで花壇づくりをしています。
 6月22日(木)第2回講座では、植付け実践と、解説レクチャーを行いました。

西府緑地にて、コミュニティガーデン講座(四谷)の皆さんの笑顔をパチリ

 2週間前の第1回講座時には花壇のなかった西府緑地でしたが、その後、市役所の工事が入り、2カ所の花壇が設けられました。第1回講座で受講生の皆さんから集まった想いをふまえ、グリーンワークスの三浦先生・谷村先生に花壇デザインをしていただきました。工事立会いから、土入れ、植物選定など、ご指導・ご準備いただきました。

 今回の講座でのポイントを3つご紹介しながら当日の様子をご紹介します。

▼デザインのポイント:自然をマネする

 自然をマネして、たくさんの種類の植物を植えましょう、ということで、多年草と一年草を交えたガーデンデザインとし、多年草を植え付けるところまでは講座の前日に有志で行いました。講座内では、多年草の間に、一年草を植え付ける作業をします。
 何もなかったところに、花壇が設けられ多年草まで植わった様子を見て、朝、現地に集まってきた受講生の皆さんから、まずは感嘆の声があがりました。
 さて、先生からの説明を聞き、実際に一年草を植え付けてみましょう。日向の花壇には、黄色と青の明るく夏らしい一年草。半日陰の花壇には、風にゆれる可憐な小花の一年草。それぞれの環境の違いに合わせ、趣を変えた植物を植えていきます。

グリーンワークスの三浦香澄先生(左手前)、谷村伴子先生(右手前)

▼植付け時のポイント:花壇の土と植物の土の面が平らになるように 

 植付けが浅すぎると飛び出た部分に水が行きわたらず、深すぎると茎が土に埋まって植物が苦しくなってしまうので、まわりの土と高さが揃うように植え付けます。

【手順1】多年草の間に一年草を植付け。 日向の花壇。みんなで作業すると会話が弾みます。
【手順2】植え付けた上に腐葉土を被せる。 こちらは半日陰の花壇。

▼植付け時のポイントその2:水やりを丁寧に

 植付け時には、根の下まで水が行くように、1株に10秒程度水をやります。こうして、植付け後に根が地面の下の方の湿り気のある部分まで達すれば、その後の水やりがほぼ不要に!
 三浦先生・谷村先生は、コミュニティガーデンでは「楽して楽しくきれいに」「ローコスト・ローメンテナンス」をモットーとして、植物選びや作業指導をしているそうです。これはありがたいですね!

【手順3】水やり。たっぷり10秒ずつやります。
【手順4】掃除。三浦先生の名言「ガーデニングは半分掃除」

レクチャー(植物の選び方、配置等)

 その後は屋内でのレクチャータイムとなりました。今日行った植付けについて、あらためて留意点と解説をお聞きしました。
 また、今回は先生方が予め準備してくれた部分ですが、植物の選び方や、組合せ、配置のポイントについてもいくつか解説いただきました。秋の植え替えの際には、受講生の皆さんによる実践が待っているそうです。
 植物は、原産地の環境に近い場所に植えてあげるのがやはり一番良いとのこと。環境の合うものを植えられるとよいですね。配置については、植物の形状の違い、多年草一年草の違い、葉の形や色の違いなど、特徴を生かした組合せ方について教わりました。

屋内レクチャーの様子。メモをとりながら真剣に先生のお話を聞いています。

最後に

 最後に皆さんで感想をシェアしました。土づくり、水やりの大切さがわかった、デザインがよくわかった、今後が楽しみ、などのコメントがありました。(土づくりについては今回は詳しくはうかがえませんでしたが、この先の講座でお話があるようです。)
  花壇デザインから、植物選定、植付け作業まで、情報がとにかく盛りだくさんの講座でした。今後の講座で、この内容を再度なぞりながら身に着けていくことになりそうです。

 今回も、皆さんの、積極的な参加姿勢と、全てを楽しんでいる様子が印象的でした。なお、今回は、昨年度の宮町での講座の参加者がお手伝いに来てくれました。皆さんの熱意と、講座からはみ出るほどの行動力を見て、今後ますます活動が拡がっていく可能性を感じました。四谷の講座も、今後の動きがとっても楽しみですね!                                       (文責:中山ヒロコ)


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