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手持ちの万年筆のシステム変更

万年筆的にやっと年が明けました、2024年明けましておめでとうございます。
前々から忘年筆(新年筆になりましたが)を買うだのシステム変更をするだのちょこちょこ言及していましたがやっとなんとかなったので新しい軸のお披露目を兼ねてちょっと経緯を説明。

割とここ数年字幅が太い万年筆を足したりした以外の普段使いの万年筆は数も運用もだいたい安定していたのですが、どうも小さいことがずっと気になっていました。
一番気にかかっていたのがセーラーの顔料インク青墨をプラチナのセンチュリー(細軟)で使っていたこと。特に顔料インクは基本同じメーカーの軸で使った方が良いことは分かっていたし一応前例を確認してから使用していたのですが、どうもニブにインクが付着する様が気に入らなかったり、そもそも青墨は出先とかでもよく使うインクなのでセンチュリーの大きなサイズのニブだと仰々しいというか使いにくいというか。それなら一番普段使いに馴染みやすい(と個人的に感じる)プロギアスリムの細字を新しく購入するのがいいよなあ、と前々から思っていました。

それとは全く別のところでモンブランのラベンダーパープルをTWSBIのEcoに入れて使ってる事に関してフローが多くてインクが乾きにくいのと高いインクがだいぶ減ってきたのをなんとかしたくなったり、そろそろエラボーでCON-70使うのやめて(洗うのが一番めんどいコンバーターの一つ)ロバートオスターの水色以外のインクも色々試してみたくなったり。

ということで上記のもやもやを解消するべく新しい軸、買いました。

安心感のあるシルエット

セーラー万年筆のプロギア各種で出てる「枕草子」シリーズ(もしかして海外限定軸?)の「winter sky」(冬空=「冬はつとめて」のくだりですね)を細字で。
さりげなくラメが入っているのも含めて好きです。

ラメ見えるかな?写せてない気がする

ただやっぱり青墨はカジュアルに持ち運んでがんがん使いたいという気持ちとあと色の組み合わせの好みも考慮して既に持ってるプロギアスリム(中細)と首をとっかえっこ。

ちなみに青墨じゃない中細の方はロバートオスター Thunderstorm入れてます

こういう状態で使っています。

さて、その結果どうなったかというと、
・青墨をプロギアスリム(黒)(細字)で使うことになった→ニブは新しい(これから使い込まないと感がすごいです)けどこれまで通り持ち運びに使える
・プロギアスリム(中細)(冬空)紺・青以外のインクで→外見は変わっても使い慣れたニブでこれまで通りの運用
・ラベンダーパープルをプラチナセンチュリー(細軟)に→薄めの色を楽しめて乾きやすい、使用頻度が低くてもキャップの密閉が良いので心配なし
・Twsbi Ecoでロバートオスターの水色レギュラー→ロバートオスターは豪国内ではお求めやすいので贅沢に使えるしSheenがもっと楽しめるかも?
・エラボーは様々なインクを試す旅に→CON-40に変えたのでサイクル短く色々試せる

こうやって文章にするとあんまり大きな変化ではないようにも思えますが、普段から万年筆を使っていてどのインクが入っているどの万年筆を手に取るかがすっかり自動になっていて、今回の変更で間違った軸をぱっと手に取ることが本当に多くなりました。それに加えて新しいインクの運用でどんな色がどんな風に紙に出るかがまだ頭の中に固まっていない事もひしひし感じます。
何も問題なければシステムを変える必要はもちろんありませんが、何かもっとうまくできるなと思ったら変えてみるのも新鮮で、視点や考え方を変えたりひねったりが必要となる状況もまた面白くてたまにはいいですね。(でも早く慣れたい)

さて、一つの問題が解決するとまた別の問題が出てくるのは世の常なような気がしますが今回も例外ではなく、エラボーに入れるインクどうしましょう問題。
とりあえずボトルで持ってて好きな色だと分かっているロバートオスターCarbon Fireから試していますが濃いブルーは色々レギュラーだし、細い字幅で使うと月夜とかと変わらない。
柔らかいニブで出やすい濃淡の綺麗なインク、そしてはっきりした色のインクがいいかなあ、なんて思っています。
もしかしたら別記事とか年末のインクまとめのトピックになるかな。