話してみようかな、それが私の理想、私のスタート

アクションポート横浜の卒業生を主人公として、大学生がインタビューする企画。第三弾は平野かほりさん。
彼女が活動に関わったきっかけや活動への思いをインタビューしました。はじめての方は先ずコチラから。

平野かほり
都内の大学 社会福祉学科 2015年度卒
大学2年生の時に、NPOインターンで長期インターン生として参加。大学卒業後は神奈川県の福祉職として障害児入所施設で働く。現在もNPOとの関りをゆるやかに続けている。

インタビュー|岡田梨花

わたしも、プレミアムほしい

岡田:はじめまして。おかちゃんって呼ばれてます。本日はよろしくお願いします。

平野:1年生だよね?わかーい!未成年!でも、大人っぽいね!

岡田:いやいや、そんな!笑。平野さんやさしそうで安心しました。

平野:そう?ありがとう。ゆっくりお話しよう〜。おかちゃん、タピオカ飲んでるの。笑

岡田:プレミアムタピオカです。原宿の辰杏珠 sinanjuが最近できて気になってたんです。あ、インタビューがんばります!

平野:おかちゃんは今、大学何年生なの?

岡田:大学1年です。。あれ。

高城:そのやり取り、さっきやったよね!?笑。2人はね、大学は違うけど、おなじ社会福祉学科だから共通する部分もあると思うよ。

平野:あ、じゃあ後輩!

岡田:せんぱーい。笑

高城:心配だなー。笑

家のお布団、低反発なの

岡田:まずは、平野さんのお仕事について伺ってもいいですか。

平野:神奈川県職員の福祉職として、今は障害児入所施設で働いています。神奈川県の福祉職は、育休や育短が取りやすいから女性におすすめの職場なんですよ~。

岡田:魅力的ですね!具体的にはどんな仕事ですか。

平野:障害を持ったお子さんの生活を手助けしてます。たくさんのお子さんを持ったお母さん、みたいな感じかな。ただ、ここは生活の場であると同時に、福祉・心理・医療などの専門職がいる施設です。お子さんの苦手なことや課題に対し、一人ひとりに合った入所支援計画を作っています。どうしたら少しでもできるようになるか、落ち着いて生活を送れるか、そういったことを考える仕事です。

岡田:なんだかすごそうです。平野さんはお子さんと接するとき、どんなことを意識しているんですか。

平野:意識してるのは、お子さんが悩んだり困ったりしたときに、話してみようと思ってもらえるような関係です。また、お子さんが地域で生活するときに助けてもらえるように、お子さんがいろんな人に愛される存在になって欲しいと思ってます。

岡田:うわぁ、素敵ですね!その中でもやっぱり、苦労していることもありますよね。

平野:朝の早起きかなぁ。起きようと思っても、布団が離してくれなくて。しょうがないなぁって、寝ることが多いです。笑

岡田:それ、すごくわかります!

高城:ちょっとー!

平野:おこられちゃった。ん~仕事に関してだと、神奈川県の福祉職はどこに配属されるか分からないってことかな。

岡田:希望通りじゃないんですね。福祉っていろいろな分野があるから、配属先がわからないのは不安かもしれません。

平野:そうなの。私も、大学では障害について深く学んだわけじゃなくて。それぞれの分野での基本的なことは授業で学んでるから、無知というわけではないけど。やっぱり分からないことも多いから毎日働きながら学んでます。

岡田:分からないこと?

平野:1番は、やっぱり教科書では学べない実践の部分です。お子さんが混乱したり適切でない行動をしちゃう背景には何があるのか、そこから適切な行動に近づけるにはどうしたらいいのか、それを正しく伝えるにはどうしたらいいのか。周りのスタッフと日々模索してます。

岡田:働いてるスタッフ同士のコミュニケーションも大切になりそうですね。気になったのですが、日々いろんなことが起こる今の仕事で、中でもやりがいを感じるのはどんなときですか。

平野:信頼関係を築けたときですね。入所しているお子さんが心を開いてくれたり。親御さんに来年も担当してほしいと言われたときは、やってきたことが認められたようでうれしかったです。

岡田:『来年も担当してほしい』はうれしいですね!このタイミングで福祉関係に就こうと思ったきっかけも聞いていいですか!

すこし身近、それが進路になった

平野:小学生の頃からいろいろなボランティアに参加していて。『福祉』が他の人よりすこし身近だったとは思います。ずっと趣味みたいな感じで続けていたから、高校生からは福祉の学べる学校に行きたいと思って進路を決めました。

岡田:そうなんですね!私とは真逆だ…

平野:福祉が身近だったから自然と意識したし、進路にもなっただけで。違う趣味があったらこうはならなかったかも。周りみても少数派だったし。

岡田:小学生の頃からだと15年くらいになりますね。

平野:だれもが身近にあるものの影響を受けやすいって意味では、アクションポートでの活動は『社会』を身近に感じられていいのかも。

岡田:そうかもしれないです!平野さんはどのような経緯でアクションポートの活動に参加するようになったんですか。

手が触れるキョリの憧れ

平野:もともと、神奈川県のNPOに興味あって。NPOインターンのお見合い会があるって知って、参加したのがアクションポートとの出会いだったと思います。

岡田:NPOインターンをしていたんですね。

平野:大学2年生の時に、フェアスタートで長期インターンしてました。そこはNPO法人でもあり、株式会社でもあるっていう、珍しいよね。その団体では、児童養護施設や里親家庭出身の若者たちの『はたらく』をサポートしていました。アフターフォローこそ大切だよねって。当時、そういった活動をしている団体はすくなかったし、今までに関わったことのない分野にも興味があって選びました。

岡田:長期で活動する中で、印象深いことはありましたか。

平野:いちばん自分のなかで大きかったのは、尊敬できる人に出会えたことかな。その人は、支援する人たちに『仕事として』ではなく、『人として』関わっていました。

岡田:人として関わる、ですか。

平野:そう、普段の活動だけじゃなくて、何かあったら頼ろうと思ってもらえるような人で。こんなふうになりたいなって思いました。就職活動をする上でも、福祉の道で、その人のようになるにはどうしたらいいか。そういったことを考えて活動できたのは、とても大きかったと思います。NPOインターンシップで、距離のちかい憧れの存在に出会えたんです。

岡田:自分の目標としたい人と出会えて、自分の目指す人物像が見つかるなんて。いまの平野さんを語る上では外せない経験があったんですね!

平野:それも自分次第だと思います。学ぶ人は学ぶし、出会う人は、いい人に巡り合います。それが、NPOインターンシップの特徴なのかもしれません。活動への取り組み方次第で、自分ならではの経験が得られます。

岡田:世界にひとつだけの経験!他にアクションポートの活動で印象に残っていることはありますか。

タイムカプセルみたいな『つよみ』

平野:サンタプロジェクトで、自分の誘った友達がチーフとして深く関わってくれたことです。自分だけじゃなくて、周りに連鎖していく感じがうれしかったです。何かを経験した人が、つぎの経験を担う人になっていくようで。

岡田:私も、人との繋がりって大切なんだろうなぁって思います。実感はまだよわいですけど。笑

平野:笑。ほかにも、サンタやNPOインターンをきっかけに、イベントやBBQに誘ってもらえて。頼ったり頼られたりできる人に恵まれたなぁって実感しています。そういう繋がりは自分にとって大きいことだなって。今日も、こうしておかちゃんと知り合うことができたし。笑

岡田:わぁ、嬉しいです!確かに、違う学校の人や、歳がすこし離れた人と知りあう機会って、ふつうの生活だとあまりないですよね。

平野:人との出会いによって自分の考え方や、将来のことを意識するきっかけになったりするから。そういう意味でもアクションポートに関わったのは、いい経験だったと思ってます。

岡田:大学生になると今まで以上にいろんな人と、いろんな関わり方ができて、それが社会人になっても活きてるんですね。

平野:そんな感じです!大学生のときは、学業はもちろんバイトや塾、ボランティア。いろんなことに手を出していたので、大学生活でこれをがんばりましたと言えるものがなくて。でも社会人になってみて、いろんな場所での経験や人との繋がりは、大学で得られた自分のつよみかもってさいきん思うようになってきました。

岡田:いろんなことの中にアクションポートでの活動も入ってるんですね!いいですね。そんな平野さんから、最後に学生へメッセージをお願いしてもいいですか。

平野:はい。学生時代は、自分がやりたいことや興味があることはたくさん挑戦してほしいです。学生のうちは失敗してもやり直せるし、失敗も含めてその経験が社会人になった時に財産になると思います。やればやるだけ大富豪になれます笑。がんばってください!

岡田:ありがとうございました。色んなお話を聞けて、とても勉強になって楽しかったです。大富豪(?)目指して、私もがんばりたいです。笑

ACTION DATA 平野かほり
2010年 高校生ボラセンfriends
2013年 長期インターン(フェアスタート)
2014年 サンタプロジェクト

編集後記

高城:平野さんとてもいいこと言ってる!でも、そうなんだよね。平野さんのように関係性の中で育った経験がある人がNPOに関わってくれるってのが実はとても大きくて。

野永:とても大きいんですね。

高城:うん、とても大きい。何でかっていうと、NPOはコミュニティで育てていかないといけないから。NPO職員だけ育ててもダメなんだよね。それを一緒に支えていく仲間を作って、みんなで育ちあっていかないといけない。北川さんがやってるsnapもそうだけど、アクションポートも次の10年ではここを力入れていきたい!

野永:アクションポートのプレゼンでもコミュニケーションとコラボレーションを推してるのにはこういった背景があったんですね。

高城:そうだね。そういった関係性の中で意思決定と学習を繰り返して、そこに想いも乗せていく。それが結局は課題解決に繋がっていくんだよね。

野永:今回の編集後記、どうしちゃったんですか。高城さんが代表理事っぽい。笑

高城:ひろみんが卒業しちゃって、ふざけてても誰も相手してくれなくてさー。ふざけたいなー。そわそわ。

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聞き手 岡田梨花
テキスト 岡田梨花
編集 野永雄司
写真 高城芳之
監修 高城芳之

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