皆さん
3連休はいかがお過ごしですか？
ひたすらにビアフェスに行きたい欲が高まってきたActivistTIMESです。

昨日村上さんが最近新たに大量保有報告書を提出したアークランズについての銘柄分析note上げました。
まだご覧になってない方は是非是非ご覧ください。

それでは今回何故村上さんが、アークランズを保有したのかを考察していきたいと思います。それではスタート‼︎

⭐️村上さんのアークランズ保有理由

①上場子会社である、アークランドサービスホールディングスよりも時価総額が小さい

アークランズには、松屋等の運営母体であるアークランドサービスホールディングスというプライム市場上場の子会社があります。
実はアークランズはアークランドサービスサービスホールディングスに、時価総額を逆転されています。
上の二つの画像がアークランズ、下の二つの画像がアークランドホールディングスの参考指標等の詳細となります。

ご覧の通り、アークランズの時価総額は708億円程に対して、アークランドサービスホールディングスの時価総額は719億円程です。

直近アークランズの株価が村上さんの大量保有の影響でかなり上昇しており時価総額もアークランドサービスホールディングスに近付いてはいますが、従来はもっと時価総額の差が大きかったです。

時価総額が子会社よりも低いということは、つまり市場が親会社の事業価値をマイナス評価していることになるので指摘される可能性があります。

この点は以前アクティビストであるオアシスマネジメントが2017年にGMOインターネットに対して株主提案を提出した際の問題点として指摘をしています。

以下原文とURL記載しておきます。

"オアシスは、現状のGMOインターネットにおいては、前述の買収防衛策の存在も手伝い、熊谷氏を含めた取締役及び経営陣に対して十分な牽制機能が働いておらず、これが同社の長期的な株価の低迷を招いている一因であると考えております。

実際にGMOインターネットの時価総額は、上場子会社8社（GMOペイメントゲートウェイ株式会社、GMOフィナンシャルホールディング株式会社、GMOクラウド株式会社、GMOペパボ株式会社、GMOメディア株式会社、GMOリサーチ株式会社、GMOテック株式会社及びGMOアドパートナーズ株式会社）のGMOインターネット保有分の時価総額の合計額を下回るという状況が継続しています。これは市場が、上場子会社を除くGMOインターネットの事業価値をマイナスの価値と評価していることを意味しており、GMOインターネットの株主としては現状を甘受することができません。本来このような状況が長期間に亘って継続する場合には、取締役及び経営陣はその経営責任を問われるべきです。"

②コングロマリットディスカウント

前回のnoteで述べたように、アークランズはホームセンター事業がメインですが、その他にも多種多様な事業をやっています。
それが各々相乗効果があれば良いのですが、
ホームセンターとフード関連というあまり関連性の薄いものもやっています。
フード関係は確かに子会社のアークランドサービスホールディングスに任せてはいますが、それならば子会社としておくのではなく、切り離してそれぞれ独立して進めていくべきではないかと思います。

その点を村上さんも思ったのかもしれません。

③株主目線の欠如

前回のnoteでもお伝えしましたが、アークランズは株主目線での政策が少ない印象です。

中期経営計画や、直感の決算資料を見ても、ROEの目標値、株主還元の目指す水準等が特段定められていないようです。（私のみた限りでは）
配当性向も22%、TSRもtopixよりも低い状態が継続しているということであまり株主還元をしているイメージがないです。

私の受けた印象はとりあえず配当を出しておこうというものでした。

確かに最近はビバホームの完全子会社化に資金を投じたことはわかりますが、何かしら方針は示すべきだと思います。

そういった還元強化を求める動きなのかもしれません。

④ホームセンターの事業再編

村上さんは言わずとしれた事業再編好きです。
日々日々同セクター同業種の企業が多すぎるとして、直近も建設セクターに色々とアプローチをしていました。

アークランズについてもそのような思惑がある可能性があります。
アークランズは元々ビバホームを完全子会社化しているので、一度は再編のような動きをしています。
こういった経験のある会社だからこそさらに色々な企業を取り込み、再編の主導者として進んでほしいという村上さんの気持ちがあるのかもしれませんね。

⭐️最後に

今回はアークランズを村上さんがどうして保有したのかをまとめました。
面白かったら、すき、フォロー、コメントお願いします‼︎

それではまたお会いしましょう！