#10 大田誠師[なんでもないこと]

これとこれの間をとって考えたり、
話さんといかん。

子供の頃の食卓は父と母の間だった。
話が暗いところへ向かないように
無邪気さを気取り関係のない話題をふり、
撹乱した。

本音とはなんだ。

僕の人格とはかくも
本音とは遠いところにいるような気がする…
気がする、という書き方が既に
ふにゃふにゃふやけてるし、
本音もなにも、人格もなにも、なにもなにも、
確固とした中身なんてないのだ。
ふやけてる。
粥みたいに、食べ残されたとろろ昆布みたいに。

とろろ昆布で巻いたおむすびが好きです。

誰かの言葉を使い、
間をとってここで話す僕でした。

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