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ミニクイズ(年金数理)

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【ミニクイズ】極限方程式

給付及び保険料の発生時期が年1回期初である場合、定常人口における極限方程式として正しいものは?
ただし、
 毎年の給付金:B
 保険料収入:C
 積立金残高:F
 予定利率:i
とする。
① C + i * F = B
② C + v * F = B
③ C + d * F = B
④ どれでもない
正解は「③ C + d * F = B」
定常状態であり、かつ、給付及び保険料の発生時期が年1回期

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【ミニクイズ】特別保険料を設定している場合の給与総額の変動

未積立債務の償却のため給与の一定割合を特別保険料として設定して、その翌年度に給与総額が増加した場合、財政決算では余剰が発生するか、不足が発生するか?
① 余剰が発生
② 不足が発生
③ 余剰も不足も発生しない
④ どれとも言えない
正解は「① 余剰が発生」
特別保険料率は給与総額が一定という前提で設定されます。給与総額が増加すると、それだけ特別保険料(の収入現価)が増えますので、その分余剰が発生し

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【ミニクイズ】定常状態の保険料

定常状態の年金制度で、以下の財政方式のうち保険料が最も高いものは?
① 賦課方式
② 加入時積立方式
③ 退職時年金現価積立方式
④ 完全積立方式
正解は「① 賦課方式」
単純に考えて、積立金が最も小さくなるものを選べば良いわけです。賦課方式は積立金を保有しないことから、この財政方式で最も保険料が高くなるわけです。