プロ野球の球場で一番アクセスしやすいのはどこだ!【セ・リーグ編】
パ・リーグ編はこちら
熱き戦いの幕開け
いよいよ3月29日、開幕に迫った日本プロ野球。
今年はイチロー選手の引退と開幕前にビッグニュースがあった中、日本プロ野球では新たなニューヒーローの誕生に期待が掛かっています。
広島のセ・リーグ4連覇、ソフトバンクの牙城を崩すチームは出てくるのかと注目点は多くあります。
プロ野球ファンは全国、北は北海道、南は九州・沖縄まで飛び交い自分の応援するチームが日本一になる瞬間を待ち続けるわけです。
私も球場で試合を何度か見たことがあります。
行ったことがない球場だと、実際に行ってみないと時間がどれだけ必要なのか、最寄り駅がわからないなど色々な問題が出てくる。
ここで「プロ野球も開幕するし一番アクセスしやすい本拠地はどこじゃい!」という勢いのまま、このnoteを作成し、皆様にご紹介したいと思います。
今回、プロ野球の球場に向かう際の比較する交通手段を選ぶ必要があります。
電車(普通電車、特急、新幹線など)や飛行機、バスなどなど。
ただし、自家用車は駐車場や渋滞といった当日の状況に大きく左右されるため今回はなしとします(そんなこと言ったらバスもそうなんですが)。
完全に私の独断と偏見のもと、4つの時間を元にアクセスしやすい本拠地を見つけていきたいと思います。
まず1つ目に「最寄り駅からの時間」
これは一番必要な時間ということで選択。
2つ目に、「フランチャイズの乗降客数No.1駅からの時間」
地元の多くの人が集まる駅からアクセスした際の時間が一番わかりやすいのではということで選択。
3つ目は「新幹線が停車する最寄り駅からの時間」
遠征してまで見に来るビジターのファンは新幹線で来るのではということで選択。
最後に「最寄り空港からの時間」
パ・リーグで言えば、北海道から福岡までの長距離移動は飛行機を利用するであろうことからの選択。
完全に自己満足のnoteですが、セ・リーグ、パ・リーグと2リーグとも作成しますので、少しでも参考程度に見ていただければ幸いです。
*今回は「Yahoo!乗り換え」と「Googleマップ」を利用しております。Googleマップが最近劣化した件は考慮しておりませんのでよろしくお願いいたします。
プロ野球本拠地を再確認
プロ野球は12球団あり、すべてのチームが別々の本拠地でプレーをしています。
今回はセ・リーグ編ですので、セ・リーグ各本拠地を再確認しましょう。
本拠地名はNPB公式サイトから、順番は昨シーズンの順位順です。
広島 = MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(広島県広島市)
ヤクルト = 明治神宮野球場(東京都新宿区)
巨人 = 東京ドーム(東京都文京区)
横浜 = 横浜スタジアム(神奈川県横浜市中区)
中日 = ナゴヤドーム(愛知県名古屋市東区)
阪神 = 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)
阪神は大阪のイメージが強いですが、甲子園球場のある場所は兵庫県西宮市です。
比較する上での注意点
今回、Yahoo!乗り換えでの検索方法は、2019年本拠地開幕日に設定し、出発・到着時間ではなく、指定なしを選択し検索をしました。
新幹線・特急を使用する設定での検索ですので、地元の方からしたら「その区間は違う交通手段がある」という場合もあります。
また、空港からのターミナル駅まで直通するバスなどが掲載されている場合は乗換案内と違ってもそちらを優先します。
最寄り駅も本拠地公式サイトに掲載されている駅を選択しています。
また阪神やパ・リーグ編でもご紹介する西武では臨時列車を走らせていたりと通常の検索では出てこない列車もあります。
また一部では最寄り駅が新幹線最寄り駅である本拠地もありますがそのまま検索しています。
またまた、「フランチャイズ乗降客数No.1駅」が最寄りというチームもありますがその場合は2位の駅も検索しています。
以下のサイトを参考にいたしました。
新幹線最寄り駅、No.1駅からのアクセスは乗車時間、乗り換え、徒歩すべてを入れての時間です。
興味本位で始めたこれも注意点が多くなりすぎている予感がしますが、今回の時間はすべてご参考程度に見ていただければ幸いです。
広島東洋カープの場合
セ・リーグを連覇中と黄金期と言っても過言ではない広島。
本拠地はMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島と地図を見ると、線路が通る真横にスタジアムはあります。
最寄り駅:広島駅(新幹線、山陽本線)
新幹線最寄り駅:広島駅(山陽新幹線)
広島県No.1駅:広島駅、2位は福山駅
最寄り空港:広島空港
広島県最大のターミナル駅である、広島駅から歩いていく事ができるという最高のアクセスを誇り一番バッターからいきなりアクセスしやすい球場に名乗りを上げるか。
結果はご覧の通り、
最寄り駅(新幹線最寄り駅)からのアクセス:徒歩13分
広島駅No.2駅福山駅から:50分
広島空港から:1時間32分(広島空港から広島駅直通のリムジンバス)
新幹線最寄り駅でもある広島駅から徒歩でアクセスできるのは大きなアドバンテージ。20分もしないで到着します。
歩きながら今日の試合はどうなるだろうかと想像するのも楽しそうです。
しかし、No.2駅「福山駅」からのアクセスで大きく時間が増えます。
新幹線に乗らないと1時間を切ることはできません。
鈍行、JR山陽本線の列車だと2時間12分を超えます。
最後に、広島空港から。
広島空港は球場からというより広島市内からかなり離れています。
電車でのアクセスはできません。
なので、必ずバス移動。
ちなみに広島市内から近い空港だと岩国空港ですが山口県のため今回はなし。
広島市内だと比較的アクセスしやすいのかもしれません。ただ、福山駅の場合は到底アクセスしやすいとは言い難い。
空港も同様です。
東京ヤクルトスワローズの場合
昨シーズン2位でフィニッシュしたものの、巨人にクライマックスシリーズのファーストステージで破れました。今年は2015年以来の日本シリーズ進出なるでしょうか。
本拠地は明治神宮野球場です。近くでは東京オリンピック開幕を待つ新国立競技場が建設されています。
最寄り駅:外苑前駅(銀座線),千駄ヶ谷駅&信濃町駅(中央・総武線)
国立競技場駅(大江戸線)
新幹線最寄り駅:東京駅(東海道,北海道・東北,上越,北陸新幹線)
東京都No.1駅:新宿駅
最寄り空港:羽田空港
地図で見ても東京のど真ん中にある神宮球場はアクセスしやすいのではと思いますが結果は、
最寄り駅からのアクセス:外苑前駅 徒歩5分
信濃町駅 徒歩12分
千駄ヶ谷駅 徒歩15分
国立競技場駅 徒歩12分
新幹線最寄り駅からのアクセス:31分(東京駅→外苑前駅)
新宿駅からのアクセス:25分
羽田空港からのアクセス:1時間
神宮球場は4つの駅に囲まれるようになっています。そのため、徒歩でのアクセスは広島とほぼ同タイム。
また、東京駅からはJR線の場合、中央線の快速で信濃町、千駄ヶ谷到着で各駅停車に乗り換えが必要ですが、それでも40分。
メトロ線だと赤坂見附駅乗り換え、外苑前到着で34分。料金は東京メトロが安い。
東京の中心地の実力が数字に...
羽田空港では京急線の快特やモノレールの空港快速など速達タイプの列車に乗れればもう少し時間を短縮できそうです。
読売ジャイアンツの場合
今年は原監督の復帰、丸選手、岩隈投手、中島選手の加入と新しい巨人に生まれ変わろうしています。強い巨人は広島を飲み込めるでしょうか。
日本で有名な建築物と思われる東京ドームを本拠地とします。
最寄り駅:水道橋駅(中央線,三田線) 春日駅(大江戸線,三田線)
後楽園駅(丸ノ内線,大江戸線)
新幹線最寄り駅:東京駅(東海道,北海道・東北,上越,北陸新幹線)
東京都No.1駅:新宿駅
最寄り空港:羽田空港
先程ご紹介した神宮球場と線路上ではつながっている東京ドーム。
地下鉄路線で多くの方面からアクセスが可能です。
最寄り駅からのアクセス:水道橋駅 徒歩6分
春日駅 徒歩9分
後楽園駅 徒歩9分(Yahoo!乗り換え案内だと2分)
新幹線最寄り駅からのアクセス:22分(東京駅→水道橋駅)
新宿駅からのアクセス:28分
羽田空港からのアクセス:1時間
最寄り駅からのアクセスはサイト上では乗っていませんでしたので、Googleマップの情報になりますが、10分を切る状況です。
東京駅から電車で一本で行きたい場合は丸ノ内線で向かうことができます。
新宿駅からは中央・総武線各駅停車の水道橋駅まで乗り換え無しで28分。
羽田空港からは都営浅草線直通の快特に乗るのが良さそうです。
三田線の三田駅で乗り換えて、水道橋に到着できます。
東京を本拠地とするチームはやはり公共交通機関でのアクセスはトップレベルでした。
横浜DeNAベイスターズの場合
横浜スタジアムの一部を改修し高級志向を強め、チームも上昇気流に乗せていきたいところです。
横浜市内にある横浜スタジアム、最近はチケットがプレミア化しているようです。
最寄り駅:関内駅(根岸線) 地下鉄関内駅(市営ブルーライン)
日本大通り駅(みなとみらい線)
新幹線最寄り駅:新横浜駅(東海道新幹線)
神奈川県No.1駅:横浜駅(東海道線,東急東横線,京急本線,相鉄線,市営地下鉄)
最寄り空港:羽田空港
場所変わって神奈川ですが、ここも交通手段は豊富。
東京方面、横須賀方面からもアクセスができます。
最寄り駅からのアクセス:関内駅 徒歩2分
地下鉄関内駅 徒歩3分
日本大通り駅(徒歩3分)
新幹線最寄り駅からのアクセス:32分(新横浜→地下鉄関内駅)
横浜駅からのアクセス:28分
羽田空港からのアクセス:56分(羽田空港→横浜→関内駅)
各最寄り駅からは徒歩5分近くで十分に到着できるようです。
関内駅はほぼスタジアム横にあります。
新幹線最寄り駅である新横浜駅でも地下鉄を利用することで35分程度で到着ができます。しかも乗換がない。
横浜駅からも、京浜東北線・根岸線で関内まで一本。
羽田空港はここも京急本線の利用が一番です。横浜方面直通の快特に乗ると50分近くにまで短縮ができそうです。
関東近郊はやはり公共交通機関の発展著しい。
中日ドラゴンズの場合
松坂投手の復活、根尾選手などの新人選手の発起が期待される中日。
強い中日を取り戻すためにチームの再建が急がれます。
本拠地はナゴヤドーム。近くにイオンがあり、買い物はとても便利。
最寄り駅:ナゴヤドーム前矢田駅(名城線)
新幹線最寄り駅:名古屋駅(東海道新幹線)
愛知県No.1駅:名古屋駅、No.2は栄駅
最寄り空港:中部国際空港
名古屋は地下鉄大国。
駅名にナゴヤドームの名がつく、ナゴヤドーム前矢田駅。
名城線は日本ではじめての地下鉄の環状線です。
愛知県のNo.2駅は地下鉄や名鉄瀬戸線が乗り入れる「栄駅」。
最寄り空港は、中部国際空港です。
名古屋空港が近くにあるのですが、国際線ということもあって中部国際空港を選択しています。
最寄り駅からのアクセス:徒歩8分
新幹線最寄り駅からのアクセス:39分(名古屋駅→栄駅→ナゴヤドーム前矢田)
栄駅からのアクセス:21分
中部国際空港からのアクセス:1時間22分(中部国際空港→金山→ナゴヤドーム前矢田駅)
最寄り駅であるナゴヤドーム前矢田駅は改札から入場口までかなり歩きます。コンコースを進んで、エスカレーターで地上に上がり、連絡橋でやっとの到着です。でも、駅名で判断できる面では最強の駅です。
名古屋駅からは1度乗り換えが必要です。
私は東山線から名城線乗り換えで迷子になったことがあります...
栄駅からは名城線で一本で到着します。
名古屋市内中心を走る環状線ですので、本数はかなり多めです。
中部国際空港は名鉄の特急やミュースカイに乗ってやっと1時間30分近く。余裕を持って行動したいところです。
阪神タイガースの場合
さあ、最後です。半分飽きてきた自分がいます。
昨シーズン最下位という結果で終えた阪神。矢野監督の元で最下位から1位へジャンプアップはできるでしょうか。
本拠地は野球の聖地、阪神甲子園球場です。
最寄り駅:甲子園駅(阪神本線)
新幹線最寄り駅:新神戸(山陽新幹線)
兵庫県No.1駅:三ノ宮駅(JR神戸線)
最寄り空港:神戸空港
阪神だからもちろん、阪神電車の甲子園駅が最寄りです。
サイトでも「ご来場は阪神電車もしくは阪神バスをご利用ください」と書かれています。
新幹線最寄り駅は新神戸を載せましたが、新大阪も一応近い。
最寄り空港も神戸空港以外に伊丹空港、関西国際空港があります。
最寄り駅からのアクセス:徒歩3分
新神戸からのアクセス:41分(市営地下鉄→阪神電車)
新大阪からのアクセス:38分(JR→阪神梅田→阪神電車)
三ノ宮駅からのアクセス:31分(神戸三宮から阪神電車)
神戸空港からのアクセス:1時間10分(ポートアイランド線→阪神電車)
駅改札を出ると目の前にでんと構える甲子園球場。
徒歩3分といいますが、出た瞬間に球場に入った感じがします。
新神戸と新大阪を比べると3分程度の差がありますがほぼ変わらず。
神戸空港は1時間10分と乗り換えが響いているようです。
ちなみに、伊丹空港からだと西宮駅方面へ向かう連絡バスがあるようで、30分程度。
関西国際空港ですと1時間40分。
JR線、南海電車共々必ず乗り換えが必要になっているので、時間が掛かっています。
セ・リーグで一番アクセスしやすい球場
各項目の一番最速は以下の通りに
最寄り駅からの最速:横浜スタジアム 関内駅 2分新幹線最寄り駅からの最速:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島駅 徒歩13分フランチャイズNo.1駅からの最速:明治神宮野球場 新宿駅から25分最寄り空港からの最速:横浜スタジアム 羽田空港 56分
横浜スタジアムが2項目でトップに。
ほぼ駅が横にあることや市営地下鉄やJR、みなとみらい線が複数の方面をカバーしていることからでしょうか。
ただ、どの球場も僅差。最寄り駅からだと多くの球場で徒歩10分台と、駅からのアクセスは良いことがわかります。
また新幹線最寄り駅からでも1時間台と遠征でも比較的時間がかからない。
またNo.1駅からでも乗り換えなし、もしくは1回程度で着いてしまう。
空港からでも1時間台。
セ・リーグは多くの球団が東京・名古屋・大阪と大都市圏で活動していることからの結果でしょう。
駅構内、球場内では球場・駅の案内が掲示されていたりと連携ができている。
また、阪神は梅田、西宮方面から臨時列車を走らせたり、甲子園駅の駅長さんには臨時列車を走らせる権限があったり。
実際に球場で試合を観戦する際には、駅員さんがメガホンを持って案内をしたり、帰りの際では球場スタッフの方が空いている駅へ案内したりと公共交通機関を駆使していることがわかります。
次回はパ・リーグ編。
地方都市に本拠地を構える球団が多くありますが結果はどうでしょうか。
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