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HAPPY ENDie ~ グレショー

Aぇ!さんの THE GREATEST SHOW-NEN 通称グレショー
劇団壱劇屋 大熊隆太郎 さんとのコラボ回 "HAPPY ENDie"

劇中の人物たちが、自分たちが 自らの意思とは関係なく "振り付けられた"人生を送っていると知って "作家”を見つけに次元を遡っていく。
初稿を超える。
最後は 作家 正門と 小島のダイアログ、劇中の人物は作家から主導権を取り戻したかのような終幕。

この作品そのものが 戯作者の意図を超えて動く多重性を表しているかのよう。

理不尽な暴力や死を 世に放とうとすると ”無茶だ””殺さないで””物語くらいハッピーエンドにしてくれ”という視聴者の声に押しつぶされる。
その圧を体現しているのが 小島の役どころ。

ただ Aぇさん達 特に佐野&小島は そのようには読み取らず 現実の次元で芝居を進める。
恋仲って言い出して クスっとしちゃったけど 確かに "現実”として描き出すには  殺そうとするモトム  自分が消えることもおそれないジンタとの関係は それくらい濃くないと ということでしょう。

Tverで観ているので 最初どんなだったか 覚えてないのだが
大熊さん マイムの稽古しながら役を振ってた?? 他者に対して献身的なジンタに小島を その対角に 末澤を置いたのが がっちりハマっている。
小島くんは 常に人のために頑張るタイプだし、末澤くんは ここぞ!というポイントを発火させる瞬発力が期待以上。
2人の激突シーン 爆上がったよね。
毎回毎回 高い熱量でブッ刺す大晴も すごい。大変だよね、あれ...

最終回の前にツィートされた タイトル決めの経緯も興味深い
HAPPY ENDie という多重性ーーー死を終わらせる? ハッピーエンドになる?ならない? 誰かが死ぬことで終わる?ーーーを含んだタイトルに決まるわけだが、小島くんが頼まれもしないのに対案を出す。
『クイズ!ユウキは何回死んだでしょう』
このやりとりって、まさに、現実の悲劇を描き出そうとすると もっと優しく易しく だってエンタテインメントだし!と需要に迎合していこうとする流れそのもの。だって "アイドル”だから。
たった2分で あれだけ面白いものを見せてくれて で 小島は何を考えていたんだろう?と想像すると........安心してる自分もいるが 不安になる人もいるだろうな。

https://twitter.com/shownen1107/status/1494303365656121346?s=20&t=CFPmnkDp1_nnXtJjCXCBaw

最初の稽古ももう一度見たいし 正門くんの冒頭のモノローグも聴き直したい。通しで観たいのよ〜〜!

って やばいやん.......芝居って意図的に避けてきてる、ハマると大変そうだから。でも 毎度毎度 面白すぎる グレショー!
今回 大熊さんや 壱劇屋さんも 感じたことを積極的にツィートされていて それも楽しかった。
「自分たちが楽しむこと」が一番大事

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