歩いて20分、「三ツ星カラーズ」の聖地巡礼

アニメ作品の聖地巡礼が流行りの昨今だが、今期の覇権を握りつつある「宇宙よりも遠い場所」の聖地巡礼に挑む猛者はさすがに少数だろう。一方で自宅から歩いていける上野公園を舞台に展開されているアニメが「三ツ星カラーズ」である。

本作は仲良し女子小学生3人組が、上野の街の平和を守るべく活躍する日常系アニメだ。上野公園の一角に掘っ立て小屋の秘密基地を構え、アメ横でいかがわしいショップを経営するオヤジや公園内の交番に駐在する巡査・斎藤ら行く手に立ちはだかるオトナたちを相手に、駆けずり回る様子が痛快で面白い。

主役の3人は萌え系というよりずばり小憎たらしい、いかにも下町育ちのクソガキども。彼女たちの活動エリアは上野公園から上野駅、アメ横、たまに秋葉原とだいたい台東区の西寄りあたり。

ストーリーの中身は、至ってほのぼのしたギャグテイストのつくり。際立ってこれがすごいという点は特にないが、浅草住まいの同じ台東区民の筆者としては、しょっちゅう歩き回っている生活圏が背景に描かれているのを見ると普通のアニメ以上に親しみが湧いてきてくるものだ。背景の描き方も割と細かく正確で、行き交う通行人に自分が出てきやしないかとありもしない期待まで抱いてしまう。

そういえばきのう放送の「ラーメン大好き小泉さん」は浅草のラーメン屋特集で見慣れた店がいくつか出てきた。一方で、なんであそこの店が出てこないんだと不満も少なからず。聖地の住人は創作物に厳しくもあるのだ。

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Kenji Adachi

ADAKENの800字ジャーナル

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