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木曜日生まれ、28年目。

暗号みたいなタイトルですが、「天体観測」などの楽曲で知られる、BUMP OF CHICKENというバンドと私の話。
(「ホームシック衛星2024行きゃあよかったー!!」と、BUMPがゆる〜く好きな私がジタバタするだけの記事です🥲)


「28年」とBUMP

さて。いきなりですが、BUMPにとって、28年というのは特別な意味を持っています。
誕生日が、生まれた曜日と同じ曜日になるのが28年周期だ〜というものに関連しています。
詳しく知りたい方は下記をどうぞ。

本記事に関係があるポイントは

  • 藤原基央(Vo.)は木曜日生まれで、木星が好きなので少し嬉しく思っているらしい

  • 28年の周期は、5,6,11,6…の並びが内訳となる(起算する年によって、6,11,6,5…になる人や、11,6,5,6…になる人もいる)

  • 「ホームシック衛星2024」というツアーは、デビュー28年目の節目に行われたリバイバルツアー

といったところでしょうか。
以上を踏まえて、ここからが本題です。

私と「28年」

私は今年で28歳。
BUMP結成の1996年生まれです。
そして、私は木曜日生まれ。
もっと言うと、96年ではないですが、私の誕生日は、BUMPのとある深夜3時のコンテンツが世の中に初めて出た日でもあります。
さすがにちょっと縁を感じてしまいます。

加えて、私の28年周期の内訳は、6,11,6,5年で、最後にBUMPのライブに参加できたのが、なんと、5年前のaurora arkなので、今回のホームシック衛星は周期的にもピッタリ。
極めつけは、私がBUMPの現場から足が遠のいていた大きな要因であった、土日に休むことが基本的にできないというトンデモ職場とは3月でおさらば――つまり、4月の公演は日程的には参加が可能でした。

…………なぜこんなに条件が揃っているのに参戦しなかったんでしょうか…………?

率直な理由としては、チケット抽選をしている時は、それどころではなかったんです。
仕事でいっぱいいっぱいだったし、5年にわたって土日休めない環境だったので、いつからか、ライブの情報そのものを追うことをやめていた。
なので、Silver jubileeやbe thereも、やっていたことは知っていたけど、日程を把握していませんでした。
新曲も、一応聞いてはいるけれど、大学生の時ほどBUMP漬けではない。(この間カラオケに行った時、aurora arcより後の曲は歌える自信がなくてショックでした。)

まるでドーナツの穴のように、前職の5年間の私には、BUMPという穴がぽっかりと空いていたのです。

BUMPとの再会

転職先も決まらないまま……というか、仕事というものがわからなくなったまま、1ヶ月という結構な日数を無為に過ごしていた私。
4月25日の26時ごろのこと。
YouTubeのホームにあがっていた「邂逅」のMVが目につき、「新曲かな、久しぶりにBUMP聞くか。」といった具合に再生。
そして、地下鉄が駅に着いた時の強い風のように、私はBUMPが好きだったことを思い出しました。
きっかけになった曲のタイトルが「邂逅」っていうのがまた、運命的だな、なんて思いながら。

回想:はじめまして

1996年のとある木曜日に生まれておきながら、私とBUMPの出逢いは、20歳になるまでありませんでした。
大学の先輩に天体観測に誘われた道中、その先輩セレクトのBUMPの曲をずっと聞いたのが始まり。
ままならない事だらけで、ほろ苦い思い出になったその失恋は、人生の大きな転機であるのは間違いない。恋愛というものが、少女漫画のようなフィクションから、現実に変わった経験だった。

そして、これはあくまで個人的な捉え方ですが、フィクション(心理世界)とリアル(現実世界)の間で歌うBUMPは、この時から、生き方のバランスを取るのを助けてくれる存在になりました。

回想:エンジョイ期

BFLYで初めて行ったライブがめちゃくちゃ楽しくて、PATHFINDERで初めて聞いたpinkieに感動して。
CDケースを解体したらほんとに歌詞が描いてあってびっくりしたし、隠しトラックを聞いてケラケラ笑って。
ライブ会場のファンの皆さんも、BUMPのみんなもあたたかくて。
とにかく楽しかった。「ray」の歌詞ではないけど、生きるの最高だ!と思えた。

回想:社畜の始まり、フェードアウト

就職した年。BUMPは「新世界」を発表した。

「アイラブユーだぜ」という直球の言葉選びにかなり驚いたのを覚えている。現状最後の現場となっているaurora arkでも「新世界」は披露された。
aurora arkは裏技みたいな方法でシフト調整をして参戦しており、当時はそれで最後になるなんて夢にも思っていなかった。rayで「生きるのは最高だ!」と観客みんなで歌えたり、リトルブレイバーを生で聞けたりして、普通にはしゃいでいた。

しかしそれ以降、(あくまで私の個人的な感覚だが)BUMPの曲は前向きな表現が増えていく一方で、私はどんどん仕事に翻弄されていって、BUMPをじっくり聞ける余裕がなくなった。
これまでと少し違う表情を見せているBUMPと、フィクションの絵空事より、現実の仕事を頑張ることを強いられる私。そして、コロナやチャマのこと。
コロナは特に影響が大きく、声が出せないライブが続く日々にモチベーションもだだ下がり。日程的にも土日は九分九厘行けない。
そうして、どんどん自分とBUMPの距離があいてしまった。そんな5年間だった。

「邂逅」が結んだリボン

5年間のブランクがあっても、BUMPは変わらずそこにいた。より進化した音楽を携えて。
ホームシック衛星2024のセトリを見ているが、本当に本当に、あの頃好きだった曲ばかりで、自分のタイミングの悪さを悔やむばかりだ。マジで行きたかった。Irisの初回盤にBDが付いてくるのが唯一の救いである。

そういえば、私がBUMPに出逢った時、20周年ライブが終わった後だったので、もしかしたらこの微妙なタイミングの悪さは最初からなのかもしれないな、とも思うが……どうなんだろう……。

とにもかくにも、今こうして再び、BUMP OF CHICKENの音楽を聞くようになったことは大切にしていきたいものである。
IrisとSphery Rendezvous楽しみだな〜!!!

2024.04.26


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