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妄想こそ、自分を大切にする第一歩。

「ホフマニアダ ホフマンの物語」を観ました。

パペットアニメ、ひとコマずつ撮影して繋げていく、気の遠くなるような制作工程です。完成まで15年を費やしたそう。

とても美しく、幻想的なのだけれど、臨場感に溢れ、自分も作品に中に入り込んでしまったような感覚。

オフェンバックのオペラとしても知られるホフマン物語、本作はホフマンの伝記、代表作をうまく織り込んだ壮大なファンタジー。薄気味悪い「砂男」、エキゾチックできらびやかな「ブランビラ王女」、有名な「くるみ割人形」などなど。

これらの物語が若き日のホフマンの妄想として次々に紡がれ飽きさせません。

妄想、いいなと思いました。

今、読んでいる本に、私たちは、SNSでのコミュニケーションも含めて、他人のためにひたすら時間を使う日々だけれど、自分本位で時間を使うことを、子どもの頃にそうしていたように、やる必要性のようなことが書かれていて、そのために妄想すること、がとても大切と。

ヴィジョンということなのだけれど、突拍子もないことを思ったり描いたり言い出したり、それでいいんだ~って、それが素敵なんだ、って、力をもらうというより、心がほっこり、しました。

パペットアニメで、50人以上の登場人物が出てくる、長編作品、なんて、そもそも妄想笑。

妄想が始めにあって、人を楽しませたり、驚かせたり、励ましたりする何かになる。

もっと妄想しよう。

今日の香りは、Fantasia/Fendi


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