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ヘアケアやボディケアとフレグランスの気難しい話

男性がよく気にする事のひとつが、整髪料と香水類の匂いの”喧嘩”。

結論から言えば、間違いなく喧嘩して、

双方台無しにしてしまう可能性が圧倒的に高い。ヘアケアやボディケアも同様。(特に”一日香りが持続します”とうたっているような柔軟剤は要注意。)

男性用のアフターシェーブローションや整髪剤のうち、特に髪に付けるものは髪の毛の繊維に香りが付着して匂いが残りやすい状況になる。(煙草や焼き肉などの煙が髪に着いて気になるのと同じ。)

香水類を使いたいのであれば、無香料でその他の身だしなみを整えておくのが理想。

無香料というのは、香料を使っていないだけなので、使われている素材のニオイは何かしらある。けれど、そこまで言いだすと、消臭といういまだに決定打のないケミカルの領域にまで話が入ってしまうし、また、世に送り出される香粧品は、人に極端に不快を与えるような色、粘性、匂いは必ず解消して製品化されているので、そのあたりを許容のボーダーラインと私はしている。

ブランドによっては、オードトワレやコロンと同じラインでアフターシェーブローションを出したりもしている(写真の、コティのストットソン、クリッティアウォモなども(ほんの)一例。)ライン使いというのも一つの解決策。

わたし自身は、うっかりしてアフターシェーブローションをコロンと間違えて使っていて、定期点検の時に、「あれ、これローションだった」などと気づいてことも何度かあった。

ついでに、もう一つ。喫煙者はどんどん減っているけれど、たまに、煙草の匂い消しに、香水類をという人がいる。

香りの使われ方のルーツの一つはマスキングで、例えば生贄の腐敗臭、時代が下ると皮革製品の強烈な匂いのマスキングとして活用されてもきた。

現代社会でスマートな香り使いを考えるなら、香水類を「マスキング」には使わない方がいい。

かといって、そこここにある、ニオイに過敏になって香りを使うことを躊躇する必要もない。

意外と簡単なことで「不快な臭いを消すために香りを付けない」と決めてしまえば、日頃の生活の中で自然と境界線をつくっていける。

消臭が必要な事態にはまず、その問題を解消すること。

ごくごく日常に数多溢れるニオイ自体は、その状態を受け入れておけばいい。

但し、その中でも香りを強く主張するもの、香りがそのものの主役であるもの同士は一度に同時に使わない方が、スマート。




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